製品説明
Uracil DNA Glycosylase (UNG)は、ウラシルを含むDNA中のデオキシリボースとウラシル塩基の間のN-グリコシド結合を加水分解し、脱ピリミジン部位を作る。本酵素は、一本鎖と二本鎖のウラシルを含むDNAを加水分解するが、RNAに対しては作用しない。
形状
20 mM | Tris-HCl, pH8.0 (at 4℃) |
100 mM | KCl |
1 mM | DTT |
0.1 mM | EDTA |
0.5%(v/v) | NP-40 |
0.5%(v/v) | Tween 20 |
50%(v/v) | グリセロール |
起源
大腸菌株で発現させた組換えXiphophorus maculatus UNG変異体
活性の定義
1 μgのdUを含むdsDNAを25℃、30分の反応で分解できる酵素量を1 Uとする。
品質管理データ
熱失活
本酵素は、50℃、10分の熱処理によって、完全かつ不可逆的に失活する。
使用例
[PCR キャリーオーバー防止の使用方法]
- 下記のPCR 反応液を調製する。
TaKaRa Taq Hot Start Version (5 units/μl) | 0.25 μl |
10×PCR Buffer (Mg2+ plus) | 5 μl |
dU plus dNTP Mixture(製品コード 4035) | 4 μl |
25 mM MgCl2 | 1.5 μl |
UNG (2 U/μl) | 0.5 μl |
Primer 1 | 10~50 pmol |
Primer 2 | 10~50 pmol |
Template | 1~5 μl |
滅菌精製水 | up to 50 μl |
- 25℃で10分反応する。
- 95℃で2分熱失活する。
- 続けてPCR反応を行う。
使用例の詳細については、TaKaRa PCR Carryover Prevention Kit(製品コード 6088)の取扱説明書を確認すること。
- 本酵素の至適使用量は目的によって異なるが、50 μlの反応液あたり通常0.1~1 Uを使用する。
- 本酵素は、一般的なPCRおよびRT-PCRの反応液中で作用する。
保存
-20℃