短時間の簡便な操作で高純度ヒスタグ融合タンパク質の精製が可能

Capturem™ His-Tagged Purification

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  • 次世代メンブレン技術を用いたHisタグ精製キット
  • Miniprep、Maxiprep、96 well、Large Volumeの4種類をご用意
  • 室温、短時間の操作でHisタグ融合タンパク質を簡単精製
  • ベッドボリュームが小さく、高純度、高収量、高濃度の溶出が可能
  • 非変性、変性条件下でEDTAや還元剤、グリセロールなどを含むサンプルから精製可能
  • 哺乳類細胞やバクテリアサンプルに対応
  • 添付xTractor Bufferに加えて、他のLysis Bufferにも適合
Hisタグ精製キット Hisタグ精製キット
実験操作動画はこちら
メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
CLN 635710 Z5710N Capturem™ His-Tagged Purification Miniprep Kit
  • ライセンス
20回 ¥32,000
サンプルのお申込みはこちら 説明書・データシート・ベクター情報
CLN 635713 Z5713N Capturem™ His-Tagged Purification Maxiprep Kit
  • ライセンス
6回 ¥42,000
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 635719 Z5719N Capturem™ His-Tagged Purification Maxiprep Columns
  • ライセンス
50本 ¥185,000
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 635724 Z5724N Capturem™ His-Tagged Purification Large Volume
  • ライセンス
4回 ¥66,000
説明書・データシート・ベクター情報
CLN 635714 Z5714N Capturem™ His-Tagged Purification 96
  • ライセンス
96 well ¥60,000
説明書・データシート・ベクター情報

※製品コード 635710は製品名が変更になりました。(旧製品名:His-Tagged Purification Miniprep Kit)

製品説明

Capturem His-Tagged Purificationシリーズは次世代メンブレン技術を用いてヒスチジンタグ(Hisタグ)融合タンパク質を精製できる革新的なキットで、従来の金属レジンの使用範囲を超えた幅広い条件に適用できる。サンプルとしてバクテリアと哺乳類細胞ライセートの両方が使用でき、変性条件下(8 M尿素、6 Mグアニジン塩酸塩)での使用も可能である。また、EDTA、還元剤(βメルカプトエタノール、DTT、TCEPなど)、グリセロールなどの添加剤を含む幅広い条件下でも優れた性能を発揮する。タンパク質のタンデムアフィニティー精製にも使用可能である。

本シリーズは、高性能ナイロンメンブレンを用いており、細胞溶解液の添加から溶出までの室温操作が可能で処理時間が短いためタンパク質の劣化や失活の懸念が少なく、待ち時間のない手軽な操作で質の高い精製が可能である。 化学的修飾により孔の表面積を拡大したナイロンメンブレンは、ベッドボリュームが少なく(2 μl:Miniprepの場合)、Hisタグ融合タンパク質の結合能が高く(≧75 mg/cm3)、高純度、高濃度での精製が可能である。ラインナップはMiniprep、Maxiprep、96 well、Large Volumeの4種類があり、各製品の詳細は下記に記した。

  Miniprep Kit Maxiprep Kit 96 well plate Large Volume
  Mini Spin Column
Mini Spin Column
Maxiprep Nickel Column
Maxiprep Nickel Column
96 Nickel Plate
96 Nickel Plate
Large Volume Unit
Large Volume Unit
サンプル容量 ~800 μl ~25 ml ~1,000 μl 150~500 ml
回 数 20回 6回 96 well4回
所要時間 5分 15分 15分15~30分
溶出濃度 0.3~1 mg protein/ml 1.6~4.5 mg protein/ml 0.3~1 mg protein/ml最大2.0 mg protein/ml
収 量 0.1 mg protein/column 2.5 mg protein/tube 0.1 mg protein/well25 mg protein/unit
遠心条件 11,000×g 1分 2,000×g 3分( 2,000×g 3分( ×
吸引濾過 × ×
Buffer添付 あり あり なしなし
Maxiprepには50 mlチューブ用の遠心機、96 well plateには96 well plate用の遠心機が必要です。
Capturem His-Tagged Purificationのワークフロー
図1.Capturem His-Tagged Purificationのワークフロー

まず、xTractor Bufferをメンブレンの入ったカラムに添加し、カラムの平衡化を行う。そして、タグ融合タンパク質をスピンカラムのメンブレンに添加し、結合させる。続いて、洗浄バッファーを加えて洗浄した後、溶出バッファーで溶出すれば精製操作は完了する。
Miniprepと96 well plateは100 μlの溶出バッファーで、Maxiprep Kitでは500 μlの溶出バッファーで90%以上の溶出が可能である。

Maxiprep Kitを使用する場合は、50 mlのチューブが遠心可能な遠心機が必要となります。

96 well plateは、96 well plate用の遠心機または吸引濾過をするための機器が必要となります。
Large Volumeは吸引濾過をするための機器が必要となります。
表1.Capturem His-Tagged PurificationのBufferの組成
Buffer組成
Lysis Buffer xTractor Buffer(製品コード 635625)を推奨。他のスタンダートなlysis bufferも使用可能。
Wash Buffer 150 mM NaCl , 20 mM Na3PO4 , pH 7.6
Elution Buffer 500 mM NaCl , 20 mM Na3PO4 , 500 mM imidazole,pH7.6
Capturem His-Tagged Purificationの革新的膜テクノロジー
図2.Capturem His-Tagged Purificationの革新的膜テクノロジー

Membrane表細の独自ポリマー構造により、大きな膜表面積と高容量を実現している。そのため精製に長時間を要するレジンカラムに比べ、サンプル溶液が新テクノロジーの高容量膜細孔の中を迅速に通過し、短時間での精製が可能である。また低い圧力でサンプル溶液が通過するため、タンパク質の品質低下を招かない。またBed volumeが小さく、洗浄バッファーの残存がない高純度精製が可能である。

表2.Capturem His-Tagged Purificationtに使用できる添加剤の濃度
添加剤濃度
MOPS200 mM
HEPES200 mM
Tris 200 mM
EDTA 10 mM
β-mercaptoethanol 30 mM
DTT 10 mM
TCEP 5 mM
Guanidine-HCl 6 M
Urea 8 M
Nonionic detergent (Triton X-100) 2%
Nonionic detergent (Tween 20) 2%
Anionic detergent (SDS) 1%
Arginine 500 mM
Glycine 100 mM
Histidine 20 mM
Sodium chloride 2 M
Imidazole 40 mM
Glycerol 10%
Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kit 添加剤の影響
図3.Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kitにおける添加剤の影響

Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kitを用いて、各種添加剤存在下で6×Hisタグ融合GFPuvタンパク質を精製した。それぞれ、サンプル、平衡化バッファー、洗浄バッファー、溶出バッファーに添加剤を加えて精製し、300 μlの溶出バッファーで2回溶出した。

Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kit 変性剤の影響
図4.Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kit変性剤の影響

Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kitを用いて、8 M尿素または6 Mグアニジン塩酸塩存在下でHisタグ融合GFPuvタンパク質を精製した。スピンカラムに800 μlの菌体ライセートを加え、非変性、または変性条件下で精製した。変性条件下では、サンプル、および各バッファーに8 M尿素、または6 Mグアニジン塩酸塩を添加した。

Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kit 変性剤の影響
図5.哺乳類細胞で発現させたHisタグ融合タンパク質の精製

293T細胞に、6×Hisタグを付加したMAPK1、またはADRB2をコードするプラスミドをトラスフェクションし、Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kitを用いて発現タンパク質を精製した。平衡化したカラムに細胞ライセートを通し、洗浄バッファー400 μlで洗浄後、溶出バッファー300 μlで溶出した。各フラクションを4~20%ポリアクリルアミドゲルで泳動後、ニトロセルロースメンブレンにブロッティングし、ポンソーS染色、およびウェスタンブロッティングを行った。ポンソー染色(左)では、MAPK1(上)、ADRB2(下)とも、各フラクションの全てのバンドが染色される。
ウェスタンブロッティング(右)には、MAPK1(上)、ADRB2(下)に特異的な抗体を用いた。

Capturem His-Tagged Purification Large Volume UnitsBottle Thread Adaptor
図6.Capturem His-Tagged Purification Large Volumeの製品仕様

(左)Capturem His-Tagged Purification Large Volume Units
(右)Bottle Thread Adaptor

Capturem His-Tagged Purification Large Volume Unit6xHis-GFPuvタンパク質を含む細胞溶解液膜表面溶出された6xHis-GFPuvタンパク質 (A) (B) (C) (D)
図7.Capturem His-Tagged Purification Large Volume Unitの使用例

(A)33 mm径のボトルに設置したCapturem His-Tagged Purification Large Volume Unit
(B)6xHis-GFPuvタンパク質を含む細胞溶解液をユニットにアプライした。
(C、上)アプライ、洗浄後の膜表面。GFP由来の黄緑色をしている。
(C、下)溶出後の膜表面。元の膜色の白色である。
(D)50 mlチューブ中に溶出された6xHis-GFPuvタンパク質。

実験操作動画

内容

Capturem His-Tagged Purification Miniprep Kit
Mini Spin Column20個
xTractor Buffer15 ml×2
Wash Buffer10 ml
Elution Buffer10 ml

Capturem His-Tagged Purification Maxiprep Kit
Capturem Maxiprep Nickel Column6本
Capturem Maxiprep Filters6本
xTractor Buffer200 ml
Wash Buffer40 ml
Elution Buffer15 ml

・Capturem His-Tagged Purification Maxiprep Columns
  Capturem Maxiprep Nickel Column 25本×2

・Capturem His-Tagged Purification 96
  Capturem 96 Nickel Plate 1枚

Capturem His-Tagged Purification Large Volume
  Capturem His-Tagged Purification Large Volume Unit 4個(2 Units per box)
  Bottle Thread Adaptor 1個

Capturem His-Tagged Purification Maxiprep Columns、
Capturem His-Tagged Purification Large Volumeおよび
Capturem His-Tagged Purification 96にはBufferは含まれていません。

保存

スピンカラム、Large Volume Unitおよびプレート:室温または4℃
その他:開封までは室温、開封後は4℃

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