マウス・ヒト神経幹細胞の維持や神経分化に

神経幹細胞維持/神経分化培地 RHB-A®

  • マウス・ヒトの神経幹細胞の維持や神経分化に適した完全合成無血清培地
  • マウスES細胞から効率よく神経細胞に分化可能
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製品コード TaKaRa
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CEL Y40001 Y40001 RHB-A®
  • 体性幹細胞・体細胞 サマーキャンペーン
500 ml ¥43,000
¥34,400
2017/07/03~
2017/08/31

説明書・データシート・ベクター情報

※色文字での表示は、キャンペーン価格およびそのキャンペーン期間です。

製品説明

RHB-A培地は上皮増殖因子(EGF)や線維芽細胞増殖因子-2(FGF-2)を添加して使用することにより、無血清で接着培養状態の神経幹(NS)細胞の維持や拡大培養に使用できる。(参考文献1-5, 9)
増殖因子を含む本培地で神経幹(NS)細胞を培養することにより 二倍体の核型を維持した状態で、100世代を超えて神経原性能を維持できることが示された。また、EGFやFGF-2を加えて、クローン原性の神経幹(NS)細胞の誘導にも使用できる。
EGFやFGF-2を加えて、グリオーマ神経幹(NS)細胞株の増殖にも使用できる報告もある。(参考文献6)

マウスES細胞の神経細胞への分化には、増殖因子を加えずにRHB-Aを使用する。NDiff 227(製品コード Y40002)よりも効果的に分化が促進される。(参考文献7, 8)
また、増殖因子を加えずに本培地で神経幹(NS)細胞を接着培養すると、神経細胞に機能的に分化することができる。(参考文献1)
In vitroでのヒト脳の器官初代培養において放射状グリア由来の神経幹(NS)細胞の拡大培養、分化にも使用できる。(参考文献9)

保存

-20℃
融解後は、4℃で保存し、4週間以内に使用する。
必ず遮光して保存すること。

用途

●マウス・ヒト神経幹(NS)細胞の接着培養での維持、拡大培養
●マウスES細胞の単層培養での神経分化
●マウスES細胞、胎児、成体組織からの神経幹(NS)細胞の誘導
●マウス・ヒト神経幹(NS)細胞の神経細胞への分化
●ヒトグリオブラストーマ幹細胞株の維持、拡大培養

使用方法

ヒト・マウス神経幹(NS)細胞の維持:
RHB-AにEGFおよびFGF-2を添加して使用する。(製品にはEGFおよびFGF-2は含まれていない。)
EGFおよびFGF-2の推奨添加濃度は、10~20 ng/mlである。(実験条件により最適化する必要がある。)
培地は、2~3日ごとに交換する。
Nestin
Vimentin
3CB2
Map 2
マウスNS細胞ヒトNS細胞
 図1. RHB-A(EGFおよびFGF-2を添加)で培養したマウス神経幹細胞およびヒト神経幹細胞の神経マーカー発現の確認

ヒト・マウス神経幹(NS)細胞の神経細胞への分化:
維持培地からEGFおよびFGF-2を段階的に除き、適当な試薬を添加することにより分化誘導を行う(参考文献10)。
(製品にはEGFおよびFGF-2は含まれていない。)
培地は2~3日毎に交換する。細胞播種密度は細胞株により最適化する必要がある。

 図2. 分化後のヒト神経細胞における神経マーカーの発現確認

マウスES細胞の神経前駆細胞への分化:
  1. フィーダーフリーの継代数の低いES細胞を0.5~2×104 cells/cm2の密度でゼラチンコートのプレートにRHB-A培地を用いて播種する。
  2. 1~2日ごとに培地を交換する。神経細胞への分化の初期段階でかなりの数の死細胞が観察される。
  3. 神経細胞への分化を形態観察、またマーカーの発現などで観察する神経細胞への分化は、4~6日目から観察され、7~9日目にニューロン成熟が見られる。
* プレートの種類によっては細胞が剥がれることもありますのでご注意ください。

図3. マウスES細胞の単層培養による神経分化の様子

参考文献

  1. Long‐term tripotent differentiation capacity of human neural stem (NS) cells in adherent culture. Molecular and Cellular.
    Sun Y, Pollard S, Conti L, Toselli M, Biella G, Parkin G, Willatt L, Falk A, Cattaneo E, Smith A (2008) Neuroscience 38:245-258.
  2. Niche‐Independent symmetrical selfrenewal of a mammalian tissue stem cell.
    Conti L, Pollard SM, Gorba T, Reitano E, Toselli M, Biella G, Sun Y, Sanzone S, Ying QL, Cattaneo E, Smith A (2005) PLoS Biology 3(9): e283
  3. Adherent Neural Stem (NS) cells from fetal and adult forebrain.
    Pollard SM, Conti L, Sun Y, Goffredo D, Smith A (2006) Cerebral Cortex 16:112-120.
  4. Conversion of embryonic stem cells into neuroectodermal precursors in adherent monoculture.
    Ying QL, Stavridis M, Griffiths D, Li M, Smith A (2003). Nature Biotechnology 21:183-186.
  5. Fibroblast growth factor induces a neural stem cell phenotype in foetal forebrain progenitors and during embryonic stem cell differentiation.
    Pollard SM, Wallbank R, Tomlinson S, Grotewold L, Smith A (2008) Molecular and Cellular Neuroscience 38:393-403.
  6. Glioma stem cell lines expanded in adherent culture have tumor‐specific phenotypes and are suitable for chemical and genetic screens.
    Pollard SM, Yoshikawi K, Clarke ID, Danovi D, Stricker S, Russell R, Bayani J, Head R, Lee M, Bernstein M, Squire J, Smith A, Dirks P (2009). Cell Stem Cell 4:568-580.
  7. Optimization and integration of expansion and neural commitment of mouse embryonic stem cells.
    Diogo MM, Henrique D, Cabral JM (2008) Biotechnology and Applied Biochemistry 49:105-112.
  8. Neural differentiation of embryonic stem cells in vitro: A road map to neurogenesis in the embryo.
    Abranches E, Silva M, Pradier L, Schulz H, Hummel O, Henrique D, Bekman E (2009) PLoS ONE 4 (7): e6286
  9. Neurogenic radial glia in the outer subventricular zone of human neocortex.
    Hansen DV, Lui JH, Parker PRL, Kriegstein AR (2010) Nature 464(7288):554-561.
  10. Non-immortalized human neural stem (NS) cells as a scalable platform for cellular assays.
    Hook L, Vives J, Fulton N, Leveridge M, Lingard S, Bootman MD, Falk A, Pollard SM, Allsopp TE, Dalma-Weiszhausz D, Tsukamoto A, Uchida N, Gorba T. Neurochem Int. (2011) Sep;59(3):432-444.

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