注 | 目的遺伝子配列(cDNAあるいは遺伝子断片)はATG開始コドンと終始コドンを含む配列で挿入する。Kozak consensus ribosome binding site(Kozak, 1987)を付加すると発現レベルが向上する可能性がある。一方、遺伝子断片あるいはcDNAにポリAシグナルは不要である。このような配列をウイルスLTR間に挿入すると、ウイルスゲノムの転写過程で未成熟の分解とポリA化が起こり、機能的な組換えビリオン(ウイルス粒子)の産生が妨げられることがある(Coffin et al .,1997)。 |
(参考) | NucleoBond Xtra Midi/Maxi(製品コード 740410.10、740414.10など)の使用を推奨する。また、同キットを用いた場合でも、取得したプラスミドDNAを14,000×gで10分間遠心し、その上清をプラスミドDNA溶液として回収することで、トランスフェクションに適した、さらに高純度のプラスミドDNA溶液の取得が可能である。 |