クローナリティ解析

特長

  • 遺伝子導入細胞の挿入箇所を同定し、特定クローンが過度に増殖していないかを確認(造腫瘍解析)
  • 従来のLAM-PCRでは困難だった、挿入位置情報に基づくがん関連遺伝子近傍への挿入リスクを網羅的に確認可能

概要

CAR-T細胞などの自家細胞製剤では、レンチウイルスベクターなどのウイルスベクターを用いてCAR遺伝子を宿主ゲノムへ導入する方法が広く用いられています。一方で、ウイルスベクターの挿入位置の制御は難しく、がん関連遺伝子もしくはがん遺伝子の近傍に挿入された場合、細胞増殖に影響を及ぼす可能性があります。そのため、細胞製剤の特性解析においては挿入位置の確認に加え、特定のクローンが過度に増殖していないかを評価することは重要です。
従来法であるLAM-PCR(Linear Amplification–Mediated PCR)は、ウイルスベクターを起点にゲノム隣接配列を増幅し、挿入位置のバリエーションを定性的に評価する手法ですが、定量性に課題があり、クローン頻度を正確に比較することが難しい場合があります。
本サービスでは、NGS技術を用いて挿入位置を網羅的に検出し、リード数に基づいて各クローンの頻度を定量的に評価します。これにより、挿入位置情報とクローン構成の両面から遺伝子導入細胞の特性解析を支援します。

クローナリティ解析概要

遺伝子導入用ウイルスベクター両端に存在する繰り返し配列(レンチウイルスベクターの場合、LTR;Long Terminal Repeat配列)に対してカスタム設計したプローブにて挿入位置および近傍配列を濃縮し、ショートリードシーケンスによって宿主ゲノム情報の遺伝子挿入位置を検出します。

サービス内容

(基本仕様)
  • 試験計画書作成
  • 細胞からのDNA抽出
  • カスタムプローブ設計/合成
  • ライブラリー作製
  • プローブ濃縮
  • シーケンス(NovaSeqシステム 300 Gb相当/~4検体)
  • 情報解析
    • 挿入位置検出
    • 挿入位置検出(染色体単位での集計)
    • CpGアイランド情報、遺伝子情報(がん関連遺伝子情報・がん関連遺伝子以外の情報)のアノテーション
    • 転写開始部位近傍領域、エクソン領域、CpGアイランドへの挿入頻度情報の集計・図示化
  • 最終報告書作成

価格・納期

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検体数基本仕様
(プローブ設計配列により前後)
2回目以降
(プローブ設計費用除く)
※プローブ使用期限:約1年
参考納期
2検体(N=2)¥2,900,000~¥2,700,000~約5ヵ月
4検体(N=4)¥3,200,000~¥3,100,000~

納品物

  • 試験計画書、最終報告書
  • シーケンスデータ一式
  • マッピング結果ファイル一式
  • 挿入位置検出解析関連結果

ご注文方法

以下のフォーマットにご記入のうえ、電子メールにてこちらへご送付ください。

受入サンプル

  • 参照配列情報
  • 細胞、ゲノムDNA
※細胞数やDNAサンプル量については別途ご相談ください。

ご留意事項

  • ヒト試料の解析にあたり、個人情報に関わるサンプルは、お客様ご所属施設の倫理委員会等で遺伝子解析研究に用いられることの承認が得られており、かつお客様の元で匿名化されたものに限らせていただきます。
    詳しくは、「ヒト試料・情報の取り扱いについて」をお読みください。
  • お客様よりご提供いただいたサンプル・情報および納品物の複製物は、別途期限を定めている場合を除き、業務終了後3ヵ月を経過すると順次廃棄いたします。ご了承ください。
注意事項
  • 本受託サービスは、個別に合意した場合を除き、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。