Lenti-X GoStix Plusは、迅速かつ簡単で効果的な方法で、パッケージング細胞の上清中のレンチウイルスを即座に定量することができる。GoStix Plusカセットに20 μlの上清を滴下すると、レンチウイルスp24の量に応じたバンドが10分後に検出される。従来のGoStixは定性的な判定用だが、GoStix Plusは、得られたバンドの強度をスマートフォンアプリで解析することにより、レンチウイルス量を測定することができる。
Lenti-X GoStix Appでの定量的な判定(GoStix Value、GV)は、ELISAよりはるかに簡単で迅速な方法で、異なるウイルスの力価を比較することがきる。また、あらかじめ感染力価が既知の標準ウイルスを用いてGVとIFU/mlへの換算値を求めておけば、未知サンプルのIFU/mlを計算することも可能である。
Lenti-X GoStix Plusを使用すると、迅速かつ簡単にレンチウイルス量の測定を行うことができるので、レンチウイルス導入時のばらつきを最小限に抑え、一貫したパフォーマンスで実験することが可能である。
Lenti-X GoStix Plusによるレンチウイルス量の測定では、Lenti-X GoStixアプリでGoStixカセットをスキャンし、テストバンドとコントロールバンドの画像を取り込み、各バンドの強度を測定して計算した結果をGoStix Value (GV)として表示します。
ELISA法で測定されたp24タンパク質量やqPCRで測定されたウイルスゲノムのコピー数は、その結果が感染力価と相関することが知られています。同じ様に、GVも感染力価と相関します。
なお、ウイルス力価(IFU/ml)を求めるには、あらかじめ感染力価が既知の標準ウイルスを用いてGVからIFU/mlへの換算値を求めておくことが必要です。
スマートフォンアプリのダウンロードや使用法に関しては(
日本語のQ&Aのページ)をご参照ください。