ヒト神経幹細胞・培地キット

製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
Y40060

TKR

タカラバイオ(株)
Human Neural Hindbrain Stem Cell Line Kit
1 Kit ¥283,000
在庫なくなり次第終売 説明書・データシート・ベクター情報
Y40060
Y40070

TKR

タカラバイオ(株)
Human Neural Mid Forebrain Stem Cell Line Kit
1 Kit ¥283,000
在庫なくなり次第終売 説明書・データシート・ベクター情報
Y40070
Y40080

TKR

タカラバイオ(株)
Human Neural Spinal Cord Stem Cell Line Kit
1 Kit ¥283,000
在庫なくなり次第終売 説明書・データシート・ベクター情報
Y40080
Y40090

TKR

タカラバイオ(株)
Human Neural Temporal Lobe Stem Cell Line Kit
1 Kit ¥283,000
在庫なくなり次第終売 説明書・データシート・ベクター情報
Y40090
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製品説明

ヒト神経幹細胞・培地キットは以下の細胞とRHB-A培地(製品コード Y40001)から構成されている。
ヒト神経幹細胞は胎児の脳組織由来であり、Cortex(皮質)、Hindbrain(後脳) Mid Forebrain(中、前脳) Spinal Cord(脊髄)Temporal Lobe(側頭葉)由来の細胞がある。
ドナーは既知の健康上の問題、遺伝性疾患、遺伝的素因を持たず、また遺伝子改変はされていない。

内容

横にスクロールできます
Human Neural Hindbrain Stem Cell Line Kit(製品コード Y40060)
Human Neural Hindbrain1 vial(~1.5×106 cells)
RHB-A500 ml
Human Neural Mid Forebrain Stem Cell Line Kit(製品コード Y40070)
Human Neural Mid Forebrain1 vial(~1.5×106 cells)
RHB-A500 ml
Human Neural Spinal Cord Stem Cell Line Kit(製品コード Y40080)
Human Neural Spinal Cord1 vial(~1.5×106 cells)
RHB-A500 ml
Human Neural Temporal Lobe Stem Cell Line Kit(製品コード Y40090)
Human Neural Temporal Lobe1 vial(~1.5×106 cells)
RHB-A500 ml

保存

細胞:液体窒素保存
 到着後、ただちに液体窒素で保存してください。
RHB-A:-20℃

用途

・接着単層培養での拡大
・生物学的、機能的神経分化の特性の研究
・接着単層培養での神経分化(参考文献1)
・化合物のライブラリースクリーニング(参考文献2)

品質規格

ヒト神経幹細胞は、融解後の増殖、生存率を確認している。また、Nestin、SOX2、3CB2、Vimentinの発現およびMAP2の陰性(または最小レベルの発現)を確認している。

培養方法

ヒト神経幹(NS)細胞は、ラミニンでコートしたフラスコを用いて20 ng/ml 組換えヒトEGFと 20 ng/ml 組換えヒトFGF(FGF-2/bFGF)を含むRHB-Aで培養を行う。細胞は、3~4×104cells/cm2の密度で播種する。
* 組換えヒトEGF(Peprotech社 Cat. AF-100-15)、組換えヒトFGF-basic(Peprotech社 Cat. AF-100-18B)を別途用意する。

推奨プレート

10 μg/ml ラミニンでコートしたフラスコを用いる。
* Natural Mouse Laminin(Thermo Fisher Scientific社 Cat. 23017-015)またはLaminin from Engelbreth-Holm-Swarm murine sarcoma basement membrane(Sigma-Aldrich社 Cat. L2020)を別途用意する。

継代

5~7日培養後、80~90%コンフルエントになったら、1:2の割合で継代を行う。
※継代には、StemPro Accutase Cell Dissociation Reagent(Thermo Fisher Scientific社 Cat. A1110501)を推奨する。

神経幹細胞の分化

【方法】
  1. Day0
    RHB-A培地で長期培養したHuman Neural Cortex Cell Lineをアストロサイト分化培地に懸濁し、poly-L-ornithine(Sigma-Aldrich社)およびLamininでコートしたプレートに2.5×104 cells/cm2となるように播種した。
  2. Day1~22
    アストロサイト分化培地で培養を継続し、2日に1回培地交換を行った。

※培地の組成
<アストロサイト分化培地>
Basal培地: RHB-A(製品コード Y40001)
添加剤:10 ng/ml BMP-4, Human, Recombinant, Carrier-free(R&D Systems, Inc., cat. 314-BP-010)


図1.分化誘導22日目の蛍光顕微鏡写真
GFAP(緑)とMAP2(赤)の蛍光二重免疫染色にて、GFAP陽性細胞(アストロサイト)への分化が確認できた。

参考文献

  1. Non-immortalized human neural stem (NS) cells as a scalable platform for cellular assays.
    Hook L, Vives J, Fulton N, Leveridge M, Lingard S, Bootman MD, Falk A, Pollard SM, Allsopp TE, Dalma-Weiszhausz D, Tsukamoto A, Uchida N, Gorba T. Neurochem Int. 2011 Sep;59(3):432-444.
  2. Automated large-scale culture and medium-throughput chemical screen for modulators of proliferation and viability of human induced pluripotent stem cell-derived neuroepithelial-like stem cells.
    McLaren D, Gorba T, Marguerie de Rotrou A, Pillai G, Chappell C, Stacey A, Lingard S, Falk A, Smith A, Koch P, Brüstle O, Vickers R, Tinsley J, Flanders D, Bello P, Craig S. J. Biomol. Screen. 2013 Mar;18(3):258-268.
  3. Niche-independent symmetrical self-renewal of a mammalian tissue stem cell.
    Conti L, Pollard SM, Gorba T, Reitano E, Toselli M, Biella G, Sun Y, Sanzone S, Ying QL, Cattaneo E, Smith A. PLoS Biol. 2005 Sep;3(9):e283.
RHB-Aを用いたHuman Neural Cortex Stem Cell Lineの長期培養
図2.RHB-Aを用いたHuman Neural Cortex Stem Cell Lineの長期培養
Human Neural Cortex Stem Cell LineをRHB-Aを用いて培養した。増殖能および未分化状態(Nestin発現)を維持していることが確認できた。

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