PCR用プレミックス試薬シリーズ

本シリーズは、PCR用DNAポリメラーゼ、PCR用反応バッファー、dNTP Mixtureをあらかじめ2倍濃度で混合したものである。PCR反応の際に、酵素、PCR用反応バッファー、dNTP Mixtureを一つ一つ加える必要がないので、大幅に操作を簡略化できる。
Premix Taq(TaKaRa Taq Version 2.0）および（Ex Taq Version 2.0）は、一旦溶解後、PCR用チューブに小分けし－20℃で保存するため、融解後すぐに使用することができる。
One Shot LA PCR Mix Ver. 2.0は0.2 ml PCRチューブに25 μlずつ分注済みであるため、鋳型とプライマーを加えるだけですぐにPCRを開始できる。

－20℃保存（4℃で3ヵ月保存可能）

注）過度な凍結融解の繰り返しは活性が低下する場合があります。
使用頻度が高い場合、いったん融解したものは4℃保存をお勧めします。使用前には、転倒混和後スピンダウンしてください。

Premix Taq (TaKaRa Taq Version 2.0) （製品コード R004A）

TaKaRa Taq	1.25 U/25 μl
dNTP Mixture	2×conc. ；各 0.4 mM
PCR Buffer	2×conc. ；20 mM Tris-HCl (pH8.9), 100 mM KCl, 3 mM MgCl2

Premix Taq (Ex Taq Version 2.0) （製品コード RR003A）

TaKaRa Ex Taq	1.25 U/25 μl
dNTP Mixture	2×conc. ；各 0.4 mM
Ex Taq Buffer	2×conc. ；4 mM Mg2＋を含む

One Shot LA PCR Mix Ver. 2.0（製品コード RR004）

TaKaRa LA Taq	2.5 U/25 μl
dNTP Mixture	2×conc.; 各 0.8 mM
LA PCR Buffer II	2×conc.; 5 mM Mg2＋を含む

※試薬組成を改良した2.0バージョンでは、反応性がさらにアップしました。

Premix Taq (TaKaRa Taq Version 2.0)、Premix Taq (Ex Taq Version 2.0)、One Shot LA PCR Mix Ver. 2.0で増幅したPCR産物のほとんどは、3’末端にAが一塩基付加しており、PCR産物をそのままT-Vector［pMD20（製品コード 3270）、pMD19(Simple)（製品コード 3271）など］にクローニングすることができる。

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis（CoA）をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

PCR（Polymerase Chain Reaction）法によるDNA増幅に使用可能

弊社では、さまざまな特長をもつPCR酵素を用意しています。
用途に応じて選択してください。

PCR Enzyme選択フローチャート