CycleavePCR™ 呼吸器系感染症起因ウイルス検出キット Ver.3

メタニューモウイルスなど11種のウイルスを検出
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
CY216

TKR

タカラバイオ(株)
CycleavePCR™ 呼吸器系感染症起因ウイルス検出キット Ver.3
60反応分 ¥154,000
説明書・データシート・ベクター情報
CY216
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【重要なお知らせ】
弊社リアルタイムPCR装置「Thermal Cycler Dice Real Time Systemシリーズ」において弊社遺伝子検査キットを使用する場合の解析条件を変更いたしました。
変更の詳細はこちら
取扱説明書およびその他製品に付随する文書は、順次更新予定です。

製品説明

呼吸器系感染症は、様々な病原菌やウイルスによって引き起こされる。呼吸器系感染症に対して適切な治療を行うためには、原因となる病原菌、ウイルスを特定する必要があるが、ウイルスに関しては臨床症状だけで同定することは困難である。また、同定のためのウイルス分離や血清学的検査は時間がかかるため、早急な対応には対処できない。
本キットは、慶應義塾大学医学部感染症学教室 生方公子先生監修の元、呼吸器系感染症の原因となるウイルス11種-Human respiratory syncytial virus subtype A, Human respiratory syncytial virus subtype B, Human parainfluenza virus 1, Human parainfluenza virus 2, Human parainfluenza virus 3, Human metapneumovirus, Influenza A virus, Influenza B virus, Human adenovirus, Human bocavirus, Human rhinovirus-を、リアルタイムPCR装置を用いて迅速に検出するためのキットとして開発された。
本キットでは、逆転写反応に伸長性能に優れた PrimeScript RTaseを使用し、増幅反応には、Hot Start PCR用酵素TaKaRa Ex Taq HSを使用している。また、検出にはサイクリングプローブ法を採用している。
逆転写反応を行った反応液を6つに分け、それを鋳型として増幅からリアルタイム検出までを同一のチューブ内で行うため、PCR産物を確認するための電気泳動が不要で迅速に結果を得ることができる。また、増幅産物による汚染、他のサンプルへのコンタミネーションの危険性をさけることができる。
なお、各ターゲットのPositive Controlが含まれており、より確実に判定を行うことが可能である。(Ver.3では、プライマーをより最適化した配列に変更した。)

内容

(逆転写反応 20 μl×10反応、リアルタイムPCR 25 μl×10反応×6種類)
1.2×RT Buffer Mix*1100 μl(10反応分)
2.PrimeScript RT Enzyme Mix I*210 μl(10反応分)
3.2×CycleavePCR Reaction Mix*3750 μl(60反応分)
4.Probe/Primer Mix-1*420 μl(10反応分)
5.Probe/Primer Mix-2*420 μl(10反応分)
6.Probe/Primer Mix-3*420 μl(10反応分)
7.Probe/Primer Mix-4*420 μl(10反応分)
8.Probe/Primer Mix-5*420 μl(10反応分)
9.Probe/Primer Mix-6*420 μl(10反応分)
10.RNase free dH2O1 ml
11.Positive Control 1 - FAM10 μl
12.Positive Control 1 - ROX10 μl
13.Positive Control 2 - FAM10 μl
14.Positive Control 2 - ROX10 μl
15.Positive Control 3 - FAM10 μl
16.Positive Control 3 - ROX10 μl
17.Positive Control 4 - FAM10 μl
18.Positive Control 4 - ROX10 μl
19.Positive Control 5 - FAM10 μl
20.Positive Control 5 - ROX10 μl
21.Positive Control 6 - FAM10 μl

*1 逆転写反応に必要なバッファー、dNTP Mixture、ランダムプライマーを含む。
*2 PrimeScript RTase、RNase Inhibitorを含む。
*3 反応に必要なバッファー、dNTP Mixture、酵素を含む。融解させる際、vortexは使用しないこと。
*4 蛍光標識プローブが含まれているため、遮光に留意すること。

保存

-20℃
(注意)
2×CycleavePCR Reaction Mixには酵素が含まれており、凍結融解の繰り返しにより活性が低下する恐れがあるため、一度融解した後はいくつかのチューブに分注して-20℃保存することをお勧めします。長期保存するのでなければ、融解後は4℃で保存しておくことも可能です。

キット以外に必要な機器、試薬(主なもの)

  1. 核酸抽出試薬(EXTRAGEN II(東ソー株式会社)など)
  2. リアルタイムPCR装置
    Thermal Cycler Dice Real Time System II (製品コード TP900/TP960:終売)
    Thermal Cycler Dice Real Time System Lite (製品コード TP700/TP760:終売)
    コンタミネーション回避のため、チューブ1 本ごとにフラットキャップが付いている キャップ付き8連0.2 mlチューブの使用をお勧めする。
    0.2 ml 8-strip tube, individual Flat Caps(製品コード NJ600)
    注:Applied Biosystems StepOnePlus Real-Time PCR System(Thermo Fisher Scientific社)をご使用の場合、Baselineがフラットになるように、必要に応じてAuto設定を解除し、Threshold をManual で設定していただく必要があります。
  3. 200 μl, 20 μl, 10 μl 各マイクロピペット専用反応チューブ
  4. マイクロピペット用チップ(疎水性フィルター付)

検出ウイルス

 起因ウイルスウイルスの種類プローブ蛍光色素
Probe/Primer Mix-1RSウイルス A型 Human respiratory syncytial virus subtype ARNAウイルスFAM
RSウイルス B 型 Human respiratory syncytial virus subtype BRNAウイルスROX
Probe/Primer Mix-2パラインフルエンザウイルス 1 Human parainfluenza virus 1RNAウイルスFAM
パラインフルエンザウイルス 2 Human parainfluenza virus 2RNAウイルスROX
Probe/Primer Mix-3メタニューモウイルス Human metapneumovirusRNAウイルスFAM
パラインフルエンザウイルス 3 Human parainfluenza virus 3RNAウイルスROX
Probe/Primer Mix-4インフルエンザウイルス A Influenza A virusRNAウイルスFAM
インフルエンザウイルス B Influenza B virusRNAウイルスROX
Probe/Primer Mix-5アデノウイルス Human adenovirusDNAウイルスFAM
ボカウイルス Human bocavirusDNAウイルスROX
Probe/Primer Mix-6ライノウイルス Human rhinovirusRNAウイルスFAM

補足資料

Thermal Cycler Dice Real Time Systemシリーズ「食品環境検査用ソフトウェア」を使用の場合に便利な“Quick Manual”を用意している。
キットに添付の取扱説明書とあわせて使用する。
定性解析(+/-判定)用(PDF、946 K)

遺伝子検出・検査 関連試薬の選択フローをご利用ください

分野別の試薬選択フロー
手法別の試薬選択フロー

「遺伝子検査(食品・水質・家畜他)」関連のお役立ち情報専用ページもご参照ください。
注意事項
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