製品説明
食品や飼料中に含まれるGMO-DNAや動物由来成分を同定して表示することは、公共の利益の面からも重要性が高まり、義務化も進んでいる。食品サンプルには非常にさまざまなものがあり、脂肪や多糖類など多くの異なった成分が含まれている。これらの不純物により、DNA抽出工程で十分な抽出ができない場合も多い。
NucleoSpin Foodは、このような食品・飼料中のDNAを効率よく回収するための製品で、一般的に含有DNA量が少なく、分解されたDNAを含んでいる加工食品や複数成分の食品から、1 kb未満の短い断片も含めてゲノムDNAを抽出・精製することができる。
ハイスループット対応の
NucleoSpin 8 FoodとNucleoSpin 96 Foodもご利用ください。
原理 | シリカメンブレン法 |
形状 | ミニスピンカラム |
サンプル量 | 5~200 mg |
精製サイズ | 300 bp~約50 kb |
回収量 | 0.1~10 μg |
A260/280 | 1.6~1.9 |
溶出液量 | 100 μl |
精製時間 | 30分 |
結合容量 | 30 μg |
内容
・Lysis Buffer CF
・Buffer C4
・Wash Buffer CQW
・Wash Buffer C5 (Concentrate)
・Elution Buffer CE*
・NucleoSpin Food Columns
・Proteinase K(凍結乾燥品)
・Proteinase Buffer PB
・Collection Tubes (2 ml)
* 組成:5 mM Tris-HCl, pH8.5
本製品以外に必要な試薬、機器(主なもの)
試薬
・96~100%エタノール
器具
・1.5 mlマイクロチューブ
・ピペットチップ(滅菌済)
・ピペット
・微量高速遠心器
・ヒートブロック(65℃)
・ウォーターバス(65℃、70℃)
・サンプル破砕用ホモジナイザー
保存
室温
操作手順
用途
- 加工食品、大豆(豆乳、大豆粉)、チョコレート、穀類、肉類、動物飼料からのDNA抽出
- GMO-DNAや動物由来成分の同定
- 精製DNAはリアルタイムPCRやサザンブロッティング、酵素反応などに使用可能
NucleoSpinはマッハライ・ナーゲル社の登録商標です。