製品説明
内容
保存
-20℃
(融解後は4℃保存で、2週間以内に使用すること)
必ず遮光して保存すること。
培地の調製方法
- Cellartis mES/iPSC Culture Basal Mediumを遮光し、37℃ウォーターバスもしくは4℃保冷庫で融解する。
37℃ウォーターバスでの融解は、暖め過ぎないよう注意する。4℃保冷庫での融解は、沈殿が完全になくなるまで融解する。
- Cellartis 3i mES/iPSC Supplementを遮光し、室温で融解後(30分以内)スピンダウンした後、融解したCellartis mES/iPSC Culture Basal Mediumに無菌的に全量添加し、均一になるまで混合する。フィルター滅菌は避ける。
*LIFの添加は不要ですが、10 ng/ml添加することでより安定な培養も可能です。
培養容器のコーティング処理の方法
培養容器のコーティング処理は、1または2のどちらかを選択して実施してください。
- 0.1% ゼラチン(Type A)溶液(PBS(-/-)に溶解)を培養容器に加えて室温もしくは37℃で30分間以上静置し、培養面をコーティングする。
(もしくは37℃追加、15分を30分に変更)
- 0.01% ポリ-L-オルニチン溶液を培養容器に加えて、37℃で30分間以上静置した後、ポリ-L-オルニチン溶液を除き、PBS(-/-)で2回洗浄する。
その後、10 μg/ml ラミニン溶液(PBS(-/-)に溶解)を加えて、37℃で3時間以上静置して、培養面をコーティングする。
※ 1、2 ともに培養容器の培養面が完全に浸る液量を加えてください。
※ 細胞を播種する直前にコーティング剤を除去してください。
※ ポリ-L-オルニチン溶液は水溶液が市販されています。
本製品以外に必要な試薬
0.1% ゼラチン(Type A)/PBS(-/-)でコートした培養容器、あるいは、0.01% ポリ-Lオルニチン溶液でコーティング後、10 μg/ml ラミニン/PBS(-/-)でコートした培養容器を使用
参考文献
- The ground state of embryonic stem cell self-renewal.
Ying QL, Wray J, Nichols J, Batlle-Morera L, Doble B, Woodgett J, Cohen P, Smith A (2008) Nature 453:519-523.
- Three Inhibitors of FGF Receptor, ERK, and GSK3 Establishes Germline-Competent Embryonic Stem Cells of C57BL/6N Mouse Strain With High Efficiency and Stability.
Kiyonari H, et al. (2010) Genesis 48:317–327.
- Effect of different culture conditions on establishment of embryonic stem cells from BALB/cAJ and NZB/BINJ mice.
Iijima S, et al. (2010) Cell Reprogram. 12(6):679-688.
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