PCRキャリーオーバーによる偽陽性防止に

概要

PCRは非常に高感度な検出方法であるため、以前に行ったPCR増幅産物のキャリーオーバーによる偽陽性が生じる場合がある。エンドポイントPCRにおいて、特に食品・環境検査など同じPCR反応を繰り返し行う場合に危険性が高く、結果に重大な影響を及ぼす恐れがある。
TaKaRa Taq HS PCR Kit, UNG plus(製品コード R013S/A)あるいはTaKaRa PCR Carryover Prevention Kit(製品コード 6088)を継続的に使用することで、このようなキャリーオーバーによる偽陽性を防止することができ、遺伝子検査の信頼性がアップする。

【UNGを利用してキャリーオーバーの影響を防止する原理】
  1. dTTPの代わりにdUTPを含む基質を用いてPCRを行い、増幅産物にウラシル塩基を取り込ませる。
    キャリーオーバー
  2. 次のPCRを行う際にUracil-N-Glycosylase (UNG)処理してPCRを行うことで、コンタミネーション(キャリーオーバー)した増幅産物は分解され、ウラシルを含まない検体由来のDNAのみが鋳型となる。

特長

  1. キャリーオーバーコンタミネーションの影響を受けにくいPCR反応系を簡単に構築可能
    製品名製品コードコンポーネント特長
    TaKaRa Taq HS PCR Kit, UNG plusR013S/R013A TaKaRa Taq HS(5 U/ μl)
    10×PCR Buffer for UNG plus
    dU plus dNTP Mixture(12.5 ×)*1
    UNG(2 U/ μl)*2
    PCR酵素も含まれるオールインワンキット
    →新規PCR反応系を構築する、あるいは現在の系を変更したい方におすすめ!
    TaKaRa PCR Carryover Prevention Kit *36088UNG(2 U/ μl)*2
    dU plus dNTP Mixture(12.5 ×)*1
    MgCl2(25 mM)
    UNGとdUTP入りの基質のみのキット
    →PCR酵素を変えずに系を変更したい方におすすめ!
    ※1dUTPを含む基質溶液
    別途単品販売も行っています(製品コード 4035)。
    ※2熱感受性のUNG
    別途単品販売も行っています(製品コード 2820)。
    ※3PCR酵素はTaKaRa Taq Hot Start Version(製品コード R007A/B)などのPol I型の酵素を使用すること。α型PCR酵素やα型PCR酵素を含有するブレンド酵素と本製品を組み合わせて使用することは推奨しない。
  2. 優れた熱感受性のUracil DNA Glycosylase (UNG), heat-labileを使用
    タカラバイオのPCRキャリーオーバー防止製品で使用しているUracil DNA Glycosylase (UNG), heat-labile(製品コード 2820)は、50℃ 10分の熱処理により完全かつ不可逆的に失活する。キャリーオーバーを確実に不活性化できる量のUNGを加えても、PCRサイクル前の95℃ 2分の変性工程で完全に失活させることができ、PCR反応後の増幅産物が分解するなどの2次的な問題の心配はない。
  3. コンポーネントの別売を使ってPCR反応系の至適化も可能
    dU plus dNTP Mixture (12.5x)(製品コード 4035)
    dUTP(製品コード 4020)
パンフレットもご覧ください。

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注意事項
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