Westase(酵母細胞壁溶解酵素)

製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
9005

OZK

大関(株)
Westase
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
1 g ¥17,000
説明書・データシート・ベクター情報
9005
カートにいれる

WEB会員ログインが必要です

製品説明

本製品は、Streptomyces rochei DB-34の液体培養上清より調製された、β-1,6グルカナーゼ、β-1,3グルカナーゼ活性を主体とする酵母細胞壁溶解用複合酵素剤である。
本製品を用いれば、Saccharomyces cerevisiaeなどの子嚢菌酵母だけでなく、従来のZymolyase処理のみでは十分にプロトプラスト化できない分裂酵母 Schizosaccharomyces pombeや、ほとんどプロトプラスト化できない Ustilago maydis、Phaffia rhodozyma、Cryptococcus albidusなどの担子菌酵母や不完全酵母でも、多くの場合、効率的にプロトプラスト化することができる。

保存

4℃, 乾燥状態

形状

凍結乾燥粉末(賦形剤として珪藻土(セライト)を含む)

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

由来

Streptomyces rochei DB-34

活性の定義

β-1,6グルカナーゼ活性:
37℃、pH6.0において10 mg/ml Pustulan溶液から1分間に1 μmolの還元糖を遊離する酵素量を1 Uとする。
細胞壁溶解活性:
Cryptococcus albidus IFO 0612の細胞壁画分を基質にし、30℃、pH6.0において、1分間に660 nmにおける吸光度が1%減少するときの活性を1 Uとする。

使用方法

McIlvain Buffer(0.1 Mクエン酸溶液と0.2 Mリン酸水素二ナトリウム溶液を約36.8:63.2で混ぜてpH6.0に調整する)に適当量溶解し、セルロースアセテートフィルターでろ過してから使用する。

酵素の一般的性質

至適pH:6.0
安定pH:4~9
至適反応温度:30~50℃
温度安定性:50℃以下

用途

各種酵母のプロトプラスト調製

使用上の注意

1) Westaseを用いるプロトプラスト化の浸透圧調製剤には、必ず酒石酸ナトリウムをご使用ください。ソルビトールなどでは十分なプロトプラスト形成が起こりません。
2) プロトプラスト化には対数増殖期の酵母をご使用ください。定常期では著しくプロトプラスト化の効率が落ちることがあります。
3) プロトプラストの再生には、1.0~1.5 Mソルビトールをご使用ください。
本製品は大関株式会社で製造されたものです。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
  • タカラバイオ製品に関連するライセンス・パテントについては、ライセンスマークをクリックして内容をご確認ください。
    また、他メーカーの製品に関するライセンス・パテントについては、各メーカーのウェブサイトまたはメーカー発行のカタログ等でご確認ください。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。