3D模擬心臓壁(MiraCell® Cardiomyocytes 3D)を用いた心毒性試験

医薬品化合物の毒性試験に

特長

  • iPS細胞由来の心筋細胞(MiraCell Cardiomyocytes)と間葉系細胞を混合して作製した3D模擬心臓壁(MiraCell Cardiomyocytes 3D)を用いた心毒性試験
  • 心筋細胞単独では認められないTdP様波形を検出

概要

in vitro TdP(torsade de pointes)モデルを用いた細胞外電位の測定により、FPD(Field potential duration)ならびにTdP様波形の出現の有無を解析し、種々の化合物の毒性試験を行います。
参考文献:Modelling Torsade de Pointes arrhythmias in vitro in 3D human iPS cell-engineered heart tissue. Kawatou M, et al. Nature Communications (2017) 8, 1078.
3D模擬心臓壁(MiraCell Cardiomyocytes 3D)を用いた心毒性試験は、iHeart Japan株式会社よりライセンスを受け、タカラバイオ株式会社が実施している受託サービスです。

サービス内容

お客様からご提供いただく対象化合物を、iPS細胞由来心筋細胞と間葉系細胞を混合して作製した3D模擬心臓壁に作用させ、作用前後のFPDの変化ならびにTdP様波形の出現有無を確認します。
薬剤による不整脈誘発作用のご検討等にご利用ください。

【E-4031を用いた測定例】
iPS細胞由来の心筋細胞と間葉系細胞を混合して作製した3D模擬心臓壁に、hERGチャネル阻害剤(E-4031)を作用させることでTdP様の波形をin vitroで確認できました。
E-4031を用いた測定例

価格・納期

別途お問い合わせください。

納品物

  • 作業報告書
  • 対象化合物添加後のFPD延長率、拍動数変化率、波形データ 等

ご注文方法

ご依頼の内容により異なりますので、お問い合わせください。

受入サンプル

・測定対象化合物
測定したい化合物濃度の1,000倍濃度の溶液100 μl
※溶媒は蒸留水またはDMSOをご使用ください。

ライセンス情報

本作業および納品物に関するライセンス情報については、こちらをご確認ください。
License Statement No. L69
注意事項
  • 本受託サービスは、個別に合意した場合を除き、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。