Human Cell-Free Protein Expression Master Mix for mRNA

mRNA構築物のスクリーニングに
  • mRNAを加えるだけで簡便にタンパク質合成が可能な無細胞タンパク質合成試薬
  • ヒト細胞株由来の細胞抽出液を使用しているため、ヒト細胞により近い形のタンパク質合成を再現
  • コドン最適化やmRNA安定性向上を目的とした合成mRNAの最適配列の確認に
パンフレット
mRNA(IVT)製品ガイド
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
3288

TKR

タカラバイオ(株)
Human Cell-Free Protein Expression Master Mix for mRNA
安全データシート(SDS)添付
10回 ¥48,000
説明書・データシート・ベクター情報
3288
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製品説明

本製品は、mRNAを用いた無細胞タンパク質合成試薬です。タンパク質翻訳に必要な全ての成分(ヒト細胞由来のリボソーム、翻訳開始および伸長因子、tRNAなど)が含まれているため、単一のチューブ内において、タンパク質をコードするキャップ化mRNA*1を本製品へ添加し、32℃で数時間インキュベートするだけでタンパク質を合成することができます。




上記のとおり本製品を用いた無細胞発現系は手順が簡便なため、従来の細胞ベースの発現系と比較して作業時間の大幅な短縮が可能になります。
これにより目的タンパク質の生産だけでなくmRNA構築物評価の迅速な手段にもなるため、ワクチン開発などのために設計されたmRNA構築物のスクリーニングに適しています。*3
また、本製品はeIF4Gのような200 kDa近くの長鎖配列(2,000 aa=6,000 nt)まで合成が可能です。



*1 タンパク質発現にはmRNAにCap構造が必要です。キャップ化mRNAは、Capアナログを使用してTakara IVTpro T7 mRNA Synthesis Kit(製品コード 6144)またはTakara IVTpro mRNA Synthesis Kit (low dsRNA)(製品コード 6134)で調製するか、Faustovirus Capping Enzyme (S17)(製品コード 2480A/B)およびmRNA Cap 2‘-O-Methyltransferase(製品コード 2470A/B)を使用して調製してください。
*2 初回推奨条件。最適な反応温度と反応時間は目的タンパク質によって異なります。
*3 評価する検体数が多い場合は、同一ロットでの試験をおすすめします。また、指標となるコントロールを設定し、試験間の発現レベルを確認することを推奨します。



5’-Cap依存的翻訳と経時的発現量
本製品に、キャップ化mRNA*4および非キャップ化RNA(どちらもFLuc RNA配列)をそれぞれ2 μg添加し、32℃で0、1、2、3および5時間インキュベートした。
その結果、キャップ化mRNAを添加した場合のみ、目的タンパク質の発現が確認された。
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*4 Cloning Kit for mRNA Template (BspQ I)(製品コード 6133)Takara IVTpro T7 mRNA Synthesis Kit(製品コード 6144)、およびCleanCap Reagent AG (3’ OMe) (TriLink社)を用いて調製。

5’-Cap依存的翻訳と経時的発現量
図1.5’-Cap依存的翻訳と経時的発現量


RNA配列(3’ UTRの種類)が翻訳効率に与える影響と細胞発現との相関
4種類のキャップ化FLuc mRNA()を使用し、本製品を用いた無細胞発現と、HEK293T細胞を用いた細胞発現の相関を評価した。
その結果、無細胞発現系と細胞発現系の比較において、FLucタンパク質の発現レベルに相関が見られた。
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無細胞発現
Human Cell-Free Protein Expression
Master Mix for mRNA
細胞発現
横にスクロールできます

HEK293T細胞

無細胞発現と細胞発現の相関
図2. 本製品を用いた無細胞発現系と細胞発現系の相関

本実験で使用したキャップ化FLuc mRNAは、下記4種類の配列のいずれかをFLuc遺伝子の下流(下図オレンジ位置)に挿入した鋳型DNAを用いて作製した。
  • ヒトα-globin由来の3’ UTR配列
  • ヒトβ-globin由来の3’ UTR配列
  • ヒトAES遺伝子由来の3’ UTR配列
  • 肝炎ウイルス由来のWPRE配列

内容

Human Cell-Free Protein Expression Master Mix for mRNA   180 μl

保存

-80℃
本製品は受領後、直ちに-80℃で保管してください。-80℃より高い温度で保管すると性能が低下する場合があります。
一度に使い切らない場合は、凍結融解による性能低下を避けるため、最初の融解時に小分け分注して保存することをお勧めします。

用途

  1. 設計したmRNA構築物のスクリーニング
  2. 毒性のあるタンパク質の無細胞合成

操作

横にスクロールできます
<反応液組成>
Human Cell-Free Protein Expression Master Mix for mRNA18 μl
Capped mRNA2 μg*5
Nuclease-free waterX μl
Total20 μl


  1. Human Cell-Free Protein Expression Master Mix for mRNAを氷上で融解し、穏やかにピペッティングしてよく混合した後、0.2 mlチューブに18 μlを分注する。
  2. 1.を32℃で5分間プレインキュベーションする。
  3. 2.にCapped mRNA 2 μg*5と必要に応じてNuclease-free waterを加えて、Total 20 μlの反応液を調製する。
  4. 反応液を穏やかにピペッティングしてよく混合した後、27~32℃で1~5時間*6インキュベーションする。

*5 Capped mRNA量は2 μgを推奨します。目的タンパク質の産生が少ない場合は、添加量を変更してお試しください。
*6 最適な反応温度と反応時間は目的タンパク質やmRNA構築物によって異なりますが、初回検討時は32℃で3時間の反応を推奨します。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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