ヒト毛乳頭細胞(Human Follicle Dermal Papilla Cells:HFDPC)は主に側面頭皮由来の真皮から単離されている。ドナーの年齢、性別、髪や皮膚の色に関する各ロット情報は購入前に提供可能である。HFDPCはアルカリホスファターゼ染色に陽性である。
細胞数 | 5×105 viable cells/vial |
性状 | 第2継代細胞(融解・播種時) |
推奨播種密度 | 5,000~10,000 cells/cm2 |
ヒト毛乳頭細胞(HFDPC)
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真皮乳頭は、毛包においてラミニンやIV型コラーゲンの豊富な細胞外マトリックスに埋め込まれており、発毛の促進や維持において不可欠である。
また、アンドロゲン受容体を持つため、
in vitroにおけるアンドロゲン抑制試薬のスクリーニングに使用できる。
図1. 毛包内の真皮乳頭の構造 毛乳頭細胞増殖培地はヒト毛乳頭細胞を培養するために開発された低血清(4% V/V)培地である。
低い濃度の血清と増殖因子の組み合わせによって
in vitroでの細胞増殖が良好になる。本培地は胎児、新生児、成人組織の初代培養、あるいはヒト毛乳頭細胞の維持培養に使用できる。
毛乳頭細胞増殖培地キット:Follicle Dermal Papilla Cell Growth Medium Kit(製品コード C-26502)
内容:Follicle Dermal Papilla Cell Basal Medium(製品コード C-26500)
Follicle Dermal Papilla Cell Growth Medium SupplementPack
*(製品コード C-39620)
毛乳頭細胞増殖培地:Follicle Dermal Papilla Cell Growth Medium (Ready-to-use)(製品コード C-26501)
内容:Follicle Dermal Papilla Cell Basal Medium(製品コード C-26500)
Follicle Dermal Papilla Cell Growth Medium SupplementMix
*(製品コード C-39625)
* 添加因子セットについて
SupplementPackは、各添加因子が別々のバイアルに分注されたセット品である。
SupplementMixは、添加因子が1本のバイアルに混合された製品である。
培地製品の構成について(PromoCell社資料)
表1. 添加因子の終濃度(培地への添加後)
継代用試薬キット:
DetachKit(製品コード C-41200、C-41210、C-41220)