製品説明
TransIT Transfection Reagentsは真核細胞用の核酸導入試薬であり、主として株化された培養細胞をターゲットに低細胞毒性で効率的なトランスフェクションを行いたい場合に有効である。本製品は、従来のリポソーム法を用いた製品と比較して、トランスフェクション時における細胞に対する毒性が低いことが確認されており、細胞に与えるダメージの少ない核酸導入が可能である。また、本試薬と核酸の混合液は血清を含んだ細胞培地にそのまま添加できるため、通常、混合液添加後の培地交換の必要がなく、操作が非常に簡便である。TransientおよびStableな遺伝子導入株を獲得することができる。
TransIT-293、TransIT-Keratinocyte、TransIT-HeLaMONSTER、TransIT-CHO、TransIT-Jurkat、TransIT-BrCaは、各々、HEK 293細胞、ケラチノサイト、HeLa細胞、CHO-K1細胞、Jurkat細胞、乳がん細胞用に至適化されており、そのプロトコールが提供される。TransIT 試薬は、35 mm dish使用の場合、1 mlで最大500回、0.4 mlで最大200回使用できる。
TransIT-Oligoは、オリゴヌクレオチドやオリゴリボヌクレオチドを効率よく導入する場合に適している。24 well plate使用の場合、1 mlで最大200回使用できる。
TransIT-mRNAは、mRNAやウイルスRNAなどのRNA(2~10 kb)を効率よく導入する場合に適している。12 well plate使用の場合、1 mlで最大1000回、0.4 mlで最大400回使用できる。
保存
TransIT-293, TransIT-Jurkat, TransIT-Keratinocyte, TransIT-Oligo, TransIT-mRNA:4℃
TransIT-CHO, TransIT-HeLAMONSTER, TransIT-BrCa:-20℃
注意
各試薬と導入可能な細胞の種類
| Product | Mirus Bio社のラボで成功したCell Types |
特定用途に特化した試薬 |
TransIT-293 | HEK 293 |
TransIT-Keratinocyte | Keratinocyte |
TransIT-HeLaMONSTER | HeLa |
TransIT-CHO | CHO-K1 |
TransIT-Jurkat | Jurkat, THP-1, K562, RAW 264.7 |
TransIT-BrCa | MCF-7, MDA-MB-231, MDA-MB-453, MDA-MB-468, T47D |
TransIT-Oligo | CHO, COS-7, HeLa, HeLa-luc705, MCF-7, NIH3T3 |
TransIT-mRNA | A549, CHO-K1, COS-7, HEK 293, HeLa, HepG2, NIH3T3, Vero |
TransIT、TransIT-HeLaMONSTERはMirus Bio社の登録商標です。
トランスフェクション試薬選択 オンラインツール
◆選択ガイド
◆検索ツール
“Reagent Agent”は、Mirus社が提供するトランスフェクション試薬の検索ツールです。
細胞と導入する核酸の種類から、推奨されるトランスフェクション試薬を検索することができます。