TransIT®-LT1 Reagent

汎用トランスフェクション試薬
  • 広範囲な細胞種にDNAを高効率に導入可能
  • 一過性および安定的な遺伝子導入細胞を獲得可能
  • 低細胞毒性で培地交換が不要
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
MIR2304

MIR

Mirus Bio社
TransIT®-LT1 Transfection Reagent
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
0.4 ml ¥48,000
説明書・データシート・ベクター情報
V2304T
MIR2300

MIR

Mirus Bio社
TransIT®-LT1 Transfection Reagent
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
1 ml ¥73,000
説明書・データシート・ベクター情報
V2300
MIR2305

MIR

Mirus Bio社
TransIT®-LT1 Transfection Reagent
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
1 ml×5 ¥310,000
説明書・データシート・ベクター情報
V2305T
MIR2306

MIR

Mirus Bio社
TransIT®-LT1 Transfection Reagent
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
1 ml×10 ¥568,000
説明書・データシート・ベクター情報
V2306T
MIR2310

MIR

Mirus Bio社
TransIT®-LT1 Transfection Reagent Sample
労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
0.1 ml サンプルお申込みはこちら 説明書・データシート・ベクター情報
V2310Q
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製品説明

TransIT-LT1 Transfection Reagentは、主として株化された培養細胞をターゲットに、低細胞毒性で効率的なトランスフェクションを行いたい場合に有効なトランスフェクション試薬である。本試薬は、従来のリポソーム法を用いた製品と比較して、トランスフェクション時の細胞に対する毒性が低いことが確認されており、細胞へのダメージの少ない核酸導入が可能である。また、本試薬と核酸の混合液は、血清を含んだ細胞培地にそのまま添加できるため、混合液添加後の培地交換を通常必要とせず、操作が非常に簡便である。TransIT-LT1は、広範囲な哺乳動物細胞に適用可能なコストパフォーマンスに優れたトランスフェクション試薬である。

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ヒトiPS細胞への遺伝子導入例
 プラスミドを導入していない細胞
 ZsGreen発現プラスミドを導入した細胞
図1.ヒトiPS細胞への遺伝子導入例
1.3×106個のiPS細胞にZsGreen発現プラスミドをリバーストランスフェクションにより導入した。
48時間後に(A)位相差及び(B)蛍光顕微鏡にて観察を行った。(C)フローサイトメーターによる解析も同時に実施した。
99.55%の細胞でZsGreenの発現が確認できた。
★リバーストランスフェクションの実験プロトコール(PDF)はこちら


iCell心筋細胞での高効率トランスフェクション
図2.iCell心筋細胞での高効率トランスフェクション
iCell心筋細胞(Cellular Dynamics International)を0.1%ゼラチンコート96ウェルプレートに、20,000細胞/ウェルとなるように播種した。その後、TransIT-LT1を使用して100 ngGFP発現プラスミド(試薬:DNA=2:1)をトランスフェクションした。3日後に蛍光顕微鏡観察を行った。


高い発現効率と低い細胞毒性
図3.高い発現効率と低い細胞毒性
HepG2細胞にTransIT-LT1と他社トランスフェクション試薬を用いて、ルシフェラーゼ発現プラスミドがトランスフェクションされた。横軸には、試薬:DNA比を示す。トランスフェクションは、96ウェルプレートで0.1 μgプラスミドを使用した。ルシフェラーゼ発現(棒グラフ)とLDH活性レベル(折れ線、%細胞傷害性)はトランスフェクション24時間後に測定された。
TransIT-LT1を用いた広範囲な哺乳類細胞へのDNAの導入例
図4. TransIT-LT1を用いた広範囲な哺乳類細胞へのDNAの導入例
TransIT-LT1 Transfection Reagentを用いて各種細胞にpEGFP-C1ベクターを導入し、導入から24~48時間後にEGFPを発現する細胞の割合を求めた。
ABC
NontransfectedTransIT-LT1 ReagentCompetitor Reagent L

図5. TransIT-LT1はトランスフェクション時における細胞毒性が低い
TransIT-LT1 Transfection Reagentまたは他社トランスフェクション試薬(Reagent L)を用いて、各社プロトコールに従いCOS-7細胞にトランスフェクションを行った。トランスフェクションを行わなかった細胞(パネルA)と比較して、TransIT-LT1を用いた場合は球形の細胞が多く残っており細胞毒性が低いことが分かる(パネルB)。しかし、Reagent Lを用いた細胞は球形の細胞が減少しており、細胞に対する毒性が高いことが分かる(パネルC)。


図6. TransIT-LT1は血清を含む完全培地で高いパフォーマンスを示す
TransIT-LT1 Transfection Reagentを用いて、ルシフェラーゼ遺伝子をコードするベクターを、各細胞株に以下の3種類の培地条件下でトランスフェクションを行った。
(1)無血清培地でトランスフェクションし、4時間後に培地を交換する
(2)完全培地でトランスフェクションし、4時間後に培地を交換する
(3)完全培地でトランスフェクションし、培地交換を行わない
トランスフェクションから48時間後に、各ウェルのルシフェラーゼの活性を測定したところ、いずれの細胞株においても、完全培地でトランスフェクションを行い、培地交換を行わない場合に最も高いルシフェラーゼの活性が測定された。(RLU:Relative Light Units)

すべてMirus Bio社提供データ

TransIT-LT1で導入実績のある細胞の種類

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Mirus Bio社のラボで成功した細胞種カスタマーより良好な結果報告のあった細胞種
A549, BHK-21, BNL.CL2, BRL-3A, C2C12, C6, CHO-K1, Clone 9, COS-1, COS-7, Daoy, DBTRG-05MG, DI-TNC1, DU 145, HEK293, HeLa, Hepa 1-6, Hepa1cLc7, HepG2, HLF-a, Huh-7, HUVEC, Jurkat, K562, KB, KLN 205, LL/2 (LLC1), LNCaP-FGC, MCF-7, MEL, Neuro-2a, NIH3T3, OVCAR3, PC3, PC12, Primary human astrocytes, Primary human chondrocytes, Primary human keratinocytes, Primary mouse hepatocytes, Primary rat hepatocytes, RAW 264.7, SK-N-MC, SKOV3, SVGp12, SW900, THP-1, Vero, WRL-68A1847, AR42ce4, ARP1, 3T3-L1, C2C12, CHO-K1, corneal endothelium, COS-1, COS-7, chicken embryo fibroblast, CV-1, CVEC, ECV 304, HCT-116, HEC-1A, HEC-1B, HEK 293, HeLa, HepG2, H1299, Hs578T, human bladder carcinoma, HUVEC, LLC-PK, M19, MA-10, MC3T3-E1, MCF-7, MDA-MB-231, MDA-MB-435, MDCK, melanocyte, Mv 1 Lu, myometrial, neuroepithelial, NIH3T3, OV-1063, ovarian cancer, OVCAR3, OVCAR4, OVCAR7, OVCAR8, OVCAR10, PC3, PC-12, PE01, PE04, primary human astrocytes, primary human melanoma cells, primary human skin fibroblasts, primary mouse embryonic cells, primary mouse fibroblasts, primary mouse hepatocytes, primary mouse myotubles, primary mouse thymocytes, primary rat osteoblasts, rat smooth muscle cells, RAW 264.7, RBL-2H3, RBL, SJPL, SK-BR-3, SKOV3, U266, U20S, UPN251, Vero, WB rat liver epithelial cells, WiDr

注意

siRNAのトランスフェクションには、TransIT-TKO(製品コード MIR2150)又はTransIT-siQUEST Transfection Reagent(製品コード MIR2114)をご利用ください。
mRNA又はウイルスRNAのトランスフェクションには、TransIT-mRNA Transfection Kitをご利用下さい。

用途

  • 遺伝子発現ベクターの導入
  • shRNA発現ベクターの導入
  • ウイルス産生細胞へのウイルスベクター等の導入

保存

4℃

トランスフェクション試薬選択 オンラインツール

◆選択ガイド

実験目的別に、各標的細胞に最適な遺伝子導入試薬(Mirus社製品)をまとめました。
効率的な試薬の選択にご活用ください。
▶ 遺伝子導入試薬 選択ガイド(Mirus社)

◆検索ツール

“Reagent Agent”は、Mirus社が提供するトランスフェクション試薬の検索ツールです。
細胞と導入する核酸の種類から、推奨されるトランスフェクション試薬を検索することができます。

注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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