Plant DNA Isolation Reagent

植物ゲノムの簡単抽出
  • 塩化ベンジル法に基づいた植物DNA簡易抽出用試薬
  • 前処理は植物サンプルを凍結融解するだけ
  • 乳鉢による粉砕処理が不要なため、多検体の同時処理が可能
  • 抽出液はPCR増幅などに利用可能
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
9194

TKR

タカラバイオ(株)
Plant DNA Isolation Reagent
毒物 労働安全衛生法 化学物質排出把握管理促進法(PRTR法) 安全データシート(SDS)添付
100回 ¥33,000
説明書・データシート・ベクター情報
9194
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製品説明

Plant DNA Isolation Reagentは、塩化ベンジル法に基づいたReady-to-useな試薬で、植物からゲノムDNAを簡易的に抽出するために使用する。塩化ベンジルはセルロースなどの細胞壁成分の水酸基をベンジル化し、細胞壁を破壊する効果を持つことが知られている。本製品ではこの効果を利用することで、植物サンプルを凍結溶解後、ピペットチップの先などで数回チューブ壁に押しつける操作を行うだけで細胞壁の破壊が可能である。従来植物からの核酸抽出時に必要とされてきた液体窒素中での乳鉢を用いた粉砕処理を省略することができるため、乳鉢や乳棒を準備する必要がなく、一度に多数のサンプルを処理する場合にたいへん便利である。さらに、試薬組成の改良により熱処理時間はわずか15分間で、DNA溶液回収までの操作は約30分間で終了する。得られたゲノムDNAはPCR、制限酵素処理反応に利用できる。

内容

毒 Extraction Solution 140 ml
Extraction Solution 28 ml
Extraction Solution 3 (100% Benzyl Chloride)15 ml

本製品以外に必要な試薬

イソプロパノール
70%エタノール
TE Buffer
RNase A (必要に応じて使用)

その他必要な器具、機材

  • マイクロピペット
  • マイクロピペット用チップ
  • 1.5 ml マイクロチューブ
  • マイクロ遠心機 (12,000 rpmの遠心が可能なもの)
  • ウォ-タ-バス (50℃で使用可能なもの)
  • 卓上遠心機
  • ボルテックスミキサー
  • 保存

    室温
    Extraction Solution 2は低温で保存すると析出する場合がある。析出物が生じた場合は50℃で溶解後、室温に戻してから使用する。

    使用上の注意

    Extraction Solution 3の構成試薬である塩化ベンジルは、消防法危険物 第4類引火性液体 第二石油類 危険物等級IIに指定されている。添付の安全データシート(SDS)を参照の上、取り扱いには十分注意する。

    操作フロー

    備考

    本製品で抽出したゲノムDNAを鋳型としてPCRを行う場合はTks Gflex DNA Polymerase(製品コード R060A/B)、MightyAmp DNA Polymerase Ver.3(製品コード R076A/B)、TaKaRa Ex Taq Hot Start Version(製品コード RR006A/B)、またはPrimeSTAR GXL DNA Polymerase(製品コード R050A/B)の使用を推奨している。反応性を重視したPCRにはTks Gflex、MightyAmpまたはTaKaRa Ex Taq HS、正確性を重視したPCRにはPrimeSTAR GXLが適している。
    注意事項
    • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
    • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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