牛伝染性リンパ腫ウイルス(bovine leukemia virus;BLV)は、血液や乳汁中のリンパ球等のDNAにプロウイルスとして組み込まれるレトロウイルスです(疾病「牛白血病」の呼称は「牛伝染性リンパ腫」に変更されました)。
本製品は、プロウイルスとして組み込まれたBLVの逆転写酵素遺伝子である
pol 遺伝子をターゲットとして、リアルタイムPCRによりBLV遺伝子を検出するためのキットです。また、BLV遺伝子と共にウシゲノムDNAをマルチプレックスPCRで同時に検出(および定量)することが可能です。
本製品は、岩手大学農学部共同獣医学科 村上賢二教授の研究成果に基づき、弊社と同大学との共同研究によって開発されました。
※2022年12月出荷分より製品仕様を一部変更しました。キットに含まれるコンポーネント、Primer/Probe Mix およびPositive Control DNAの改良に伴い、コンポーネント名の一部を変更しました。
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ウシゲノムRPPH1遺伝子に対するBLV遺伝子の相対定量(BLV感染率算出)
プローブ法による
マルチプレックスPCRで、 BLV (
pol)遺伝子とウシゲノムDNAを1チューブで検出し、BLV遺伝子をウシゲノムDNAに対する相対量として算出可能
【検出対象遺伝子】
Bovine Leukemia Virus qPCR Detection Kit(製品コード RC201A)