高効率かつ安定な遺伝子導入システム

組換えレンチウイルスベクター作製

■お問い合わせ窓口(B)

TEL:077-565-6999


[サンプル送付先]
タカラバイオ株式会社 CDMセンター 細胞工学研究 受託受付担当 宛て
〒525-0058 滋賀県草津市野路東七丁目4番38号
TEL:077-567-9262
ご注意:伝票の品名に受託名をご記載ください。 お問い合わせフォームは こちら

特長

  • レンチウイルスベクターでは神経細胞等の非分裂細胞にも遺伝子導入可能!
  • タカラバイオ製pLVSINベクターを利用いただけます
  • 安定発現細胞作製も承ります

概要

SIN (Self inactivating) 型の高発現用CMVプロモーターを搭載したpLVSIN-CMVおよびサイレンシング耐性のあるEF-1αプロモーターを搭載したpLVSIN-EF1αを販売しています。
レンチウイルスベクター作製受託サービスでは、これらのプラスミドベクターと、タカラバイオオリジナルの一過性ウイルスベクター産生システムを用いて、目的遺伝子を挿入した高力価の組換えレンチウイルスベクターを作製いたします。

レンチウイルスベクターを用いた遺伝子導入法は、一般的に以下の利点を持ち、動物細胞への効果的な遺伝子導入法として、多くの遺伝子導入実験に利用されています。
  1. 初代培養細胞、幹細胞、神経細胞、非分裂細胞を含むほぼ全ての哺乳類細胞に遺伝子導入できる。
  2. 安定な遺伝子導入細胞株を得ることができる。
  3. ヒト、マウスおよびラットを含む多くの動物細胞に遺伝子導入できる。
  4. 動物個体に直接遺伝子導入できる。

■レンチウイルスベクターを用いた遺伝子導入
pLVSINベクターはHIV-1 LTR(5’LTR及び3’LTR/ΔU3)とレンチウイルスパッケージングシグナル(ψ)とともに、導入遺伝子の発現やウイルス力価、ベクター全体の機能を向上させる配列が含まれています。目的遺伝子が挿入された組換えレンチウイルスベクターは、標的細胞の染色体に確実に目的遺伝子を挿入できるため、長期安定遺伝子発現が期待できます。本受託サービスでは、レンチウイルスを産生するためにGag-Pol、Tat、Revおよび、Envタンパク質を発現するプラスミドベクター、レンチウイルスパッケージングMixと、組換えレンチウイルスゲノムmRNAを発現する組換えレンチウイルスベクタープラスミドを宿主細胞に同時トランスフェクションすることによって一過性に組換えレンチウイルスベクターを取得します。
細胞内で発現したgag-pol、Envタンパク質および、組換えレンチウイルスゲノムRNAがアセンブルして組換えレンチウイルス粒子が出芽します。エンベロープ遺伝子はヒトを含む広範な生物種に感染可能なVSV-G envを使用しています。トランスフェクションから48時間後の培養上清をフィルターろ過して組換えレンチウイルスベクター液とし、小分け分注して納品いたします。
■チラシをご覧ください。
組換えウイルス作製サービス

サービス内容

    ステップ毎にご注文いただけます。
  • 組換えレンチウイルスベクターの作製

    1. プラスミドベクターの構築

      ・目的の遺伝子を挿入した発現プラスミド作製
      ・挿入遺伝子のサイズ、挿入接続部位の塩基配列を確認
      ※ pLVSIN-CMV、pLVSIN-EF1αDNAベクターを使用します。

    2. 組換えレンチウイルスベクターの作製と力価測定
      ○組換えレンチウイルスベクター作製とリアルタイムPCRによる力価測定

      ・組換えレンチウイルスベクターを一過性に産生、ウイルスベクターを含む培養上清をろ過
      ・Lenti-X qRT-PCR Titration Kit を用いたリアルタイムPCR解析によるウイルスベクター溶液中のウイルスRNAのコピー数を算出


      ○組換えレンチウイルスベクター作製とネオマイシン耐性コロニー検出法による力価測定

      ・組換えレンチウイルスベクターを一過性に産生、ウイルスベクターを含む培養上清をろ過
      ・標的細胞に希釈ウイルスベクター液を用いて感染
      ・ネオマイシン(G418)による薬剤選択後、薬剤耐性コロニーを検出し、感染力価を測定

      この段階でin vitroの実験にご使用いただくことができます。

      ネオマイシン耐性コロニー検出法の標的細胞には、ヒトHT1080細胞を使用いたします。ウイルス力価として得られる数値は、ウイルス液1 mlあたりのネオマイシン耐性コロニー形成能を示します(Neomycin® colony forming unit/ml)。

      ウイルスベクターの力価は、測定方法により異なります。また、ウイルスベクター液の組成、測定に使用する細胞や血清などの影響により、同じ方法であっても施設によって異なることがあります。ご了承ください。

  • レンチウイルスベクター感染による遺伝子安定発現細胞株の取得

    ・組換えレンチウイルスベクターの作製
    ・標的細胞のセットアップ、レンチウイルスベクターの感染
    ・薬剤耐性となった目的遺伝子導入プール細胞の調製
    ・リアルタイムPCR解析による目的遺伝子の発現確認


【オプションサービス】
  • 組換えレンチウイルスベクターの力価測定
     ・ネオマイシン(G418)耐性コロニー検出法
  • 組換えレンチウイルスベクターの作製(ご希望のスケール)
  • ウイルスベクターの簡易濃縮(約100倍まで)または超遠心分離による精製(VSV-Gシュードタイプウイルス)
  • 安定発現細胞株シングルクローンの単離

価格・納期

サービス項目
参考価格参考納期
1. 組換えプラスミドDNAの作製*1 ¥170,000~/件
※遺伝子長で変動
7週間
2-1. 組換えレンチウイルスの作製

    [2種類]
         10 ml
         40 ml


¥1,500,000
¥2,050,000
8~9週間
2-2. 遺伝子安定発現細胞株作製*2

    [2種類]

¥2,700,000~ 12週間

*1 目的遺伝子2種としてプラスミドベクター調製が2件発生する場合、調整費用が2件になります。

*2 感染用組換えレンチウイルスベクターの作製、RNA抽出、リアルタイムPCR用プライマー設計・合成および力価測定解析にかかる費用を含みます。目的遺伝子1種の場合、価格について別途ご相談を承ります。

納品物

  • 組換えレンチウイルスベクター液 約10 ml×2種類、参考タイター 107~109 copies/ml
  • 作業報告書
  • 目的遺伝子安定発現細胞株(薬剤耐性プール細胞)の凍結細胞×2種類(レンチウイルスベクター感染による遺伝子安定発現細胞株作製の場合)

ご注文方法

  • 以下のフォーマットにご記入のうえ、依頼書記載のFAX番号へご送付ください。

  • 以下の手続きの後に実際のサービスを開始します。
    手続きに必要な書類(<>内)をダウンロードしてご使用ください。
    1. 挿入遺伝子に関する情報を開示ください。 <遺伝子情報書式用紙 ver.6 : 2つのsheetがあります>
      タカラバイオ遺伝子組換え実験安全委員会への申請に必要な情報(遺伝子産物の性質、塩基配列等)をお知らせいただきます。
      電子ファイルに必要事項をご記載後、こちらにメールでお送りください。フラッシュメモリやCD-R等の媒体での郵送も受け付けます。
      なお、配列情報の郵送、メール送信の際には情報漏洩に充分ご注意ください。(弊社では責任を負いかねます)
      情報の扱いには十分注意を払っております。また、情報開示にあたり、秘密保持契約を必要とされる場合はご用意いたします。
    2. タカラバイオ安全委員会において、開示いただいた遺伝子情報をもとに、必要とされる物理的封じ込めレベルを判断し、折り返しご連絡させていただきます。
      P2レベル以下で扱うことができない場合、サービスをお断りすることになります。

受入サンプル

・プラスミドベクターの構築からの場合プラスミドDNA1 μg以上
・組換えレンチウイルスベクターの作製からの場合プラスミドDNA50 μg以上
・ウイルスベクターの力価測定(リアルタイムPCR)からの場合組換えウイルスベクター液200 μl

ご留意事項

本作業で作製した組換えレンチウイルスを商業目的で使用される場合には、個別にライセンス契約の締結が必要となる場合があります。
組換えレンチウイルスの取り扱いは、挿入されている遺伝子の全塩基配列が既知で、かつ、その遺伝子が毒性あるいは病原性等を示さず安全であると判断できる場合に限りP2レベルで扱うことができます。本サービスでは、P2レベルで扱うことのできる場合のみ、ご依頼をお受けしています。
お客様よりご提供いただいたサンプル・情報および納品物の複製物は、別途期限を定めている場合を除き、業務終了後3ヵ月を経過すると順次廃棄いたします。ご了承ください。

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注意事項
  • 本受託サービスは、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。

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