安定発現細胞株作製・哺乳動物細胞実験

セルベースアッセイなどの基本ツールの構築に!
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特長

  • お客様の細胞に目的遺伝子を恒常的に発現
  • 任意のプロモーターを挿入可能!発現ユニットのマルチ挿入による高発現株作製に
  • 哺乳動物細胞を用いた各種アッセイについてもサポート

概要

お客様からご提供いただく任意の哺乳動物細胞(CHO、HEK293など)にDNAトランスフェクション法等を用いて目的遺伝子を導入し、薬剤選択により遺伝子安定発現細胞株(stable clone)を取得します。目的遺伝子について、タグやシグナルの付加、レポータータンパク質との共発現など、実験に適したプラスミドの構築からご相談させていただきます。
その他、レトロウイルスベクターレンチウイルスベクターを用いた遺伝子導入による安定発現細胞株作製も承ります。また、哺乳動物細胞を用いた各種実験など、お客様の研究目的に応じてご要望を承ります。
動物作成受託フロー

サービス内容

作業は、相談のうえ、ご希望に沿った形でご提案させていただきます。
  • DNAトランスフェクション法による遺伝子安定発現細胞株 (stable clone) の作製
    標準作業は以下のとおりです。
DNAトランスフェクション法による遺伝子安定発現細胞株 (stable clone) の作製

遺伝子の一過性発現を確認してから安定発現細胞株作製に進むことができます。
ウェスタンブロット解析やFCM解析での発現確認をご希望の場合には、一次抗体およびポジティブコントロールタンパク質/細胞をご提供いただきます。
レトロウイルスベクターレンチウイルスベクターによる遺伝子導入も別途承ります。

  • 遺伝子増幅発現系(dhfr)での安定発現細胞株作製
    CHO/dhfr(-) 細胞において作製します。遺伝子増幅を行わない系に比べて、1オーダー以上高いタンパク質発現量が期待できます。タンパク質取得を目的とされる場合に、ご検討ください。
  • 哺乳動物細胞を用いた各種アッセイなど
    • 細胞の薬剤処理による目的遺伝子の発現検討
    • 細胞増殖アッセイ
    プロトコールの定まった細胞アッセイ代行も承ります。お気軽にご相談ください。

【オプションサービス】
  • プラスミドDNA調製
  • 安定発現細胞株の大量培養
  • DNAトランスフェクションによる一過性タンパク質発現培養

価格・納期

サービス項目 参考価格 参考納期
遺伝子安定発現細胞株の作製  
DNAトランスフェクション法*1 ¥3,750,000~  1件あたり 約4ヵ月
レトロウイルスベクター法*2 ¥3,100,000~  1件あたり 約2.5~3ヵ月
レンチウイルスベクター法*2 ¥3,100,000~  1件あたり 約2.5~3ヵ月
(プラスミドDNA構築・調製) 別途ご相談
(薬剤耐性濃度検討) 別途ご相談
(シングルセルクローニング検討) 別途ご相談
(遺伝子導入条件検討) 別途ご相談
(クローニング・ストック調製) 別途ご相談
(FCM解析) 別途ご相談
(哺乳動物細胞を用いた各種アッセイなど) 別途ご相談
*1 基本価格に含まれる作業:
細胞セットアップ(受入試験)、予備検討、本導入(プール細胞作製)、一過性発現確認(リアルタイムPCR)、クローニング(~30クローン)、一時ストック調製、リアルタイムPCRでの発現確認(簡易)、納品クローン調製(最大5クローン)
*2 基本価格に含まれる作業:
細胞セットアップ(受入試験)、予備検討、ウイルスベクターの作製、薬剤選択による安定株作製(Pool)、Pool細胞の発現確認(リアルタイムPCR)
価格・納期は手法や細胞によって異なりますので、別途ご相談ください。

納品物

  • 作業報告書
  • DNAトランスフェクション法による安定発現細胞株作製受託の場合は、標準として安定発現細胞株5クローンの凍結細胞
  • ウイルスベクター法による安定発現細胞株作製受託の場合は、薬剤耐性Pool細胞株の凍結細胞

ご注文方法

以下のフォーマットにご記入のうえ、電子メールにてこちらへご送付ください。
※ 臨床検体由来細胞への導入をご要望の際は、ウイルス感染否定試験(HIV、HCV、HBV陰性)の結果をご提示ください。
  • 安定発現細胞株作製・哺乳動物細胞実験依頼書(Excel)
  • 遺伝子情報書式用紙 ver.7(Excel)
  • 臨床検体または供与細胞に関する情報提供用紙(Excel)
    • ※ 臨床検体・細胞を送付いただく場合は、受託サービスをお申込みいただく前に、「臨床検体または供与細胞に関する情報提供用紙」にご記入の上、弊社へお送りください。弊社にてご提供いただいた情報を元にお取り扱いの可否を判断して折り返しご連絡いたします。
      弊社「臨床検体のお取り扱いについて」の詳細はこちらをご参照ください。

  • ウイルスベクターによる安定株作製をご希望の場合は、以下の手続きの後に実際のサービスを開始します。
    手続きに必要な書類(<>内)をダウンロードしてご使用ください。
    1. 挿入遺伝子に関する情報を開示ください。 < 遺伝子情報書式用紙 ver.7
      タカラバイオ遺伝子組換え実験安全委員会への申請に必要な情報(遺伝子産物の性質、塩基配列等)をお知らせいただきます。
      電子ファイルに必要事項をご記載後、メールでお送りください。フラッシュメモリやCD-R等の媒体での郵送も受け付けます。
      なお、配列情報の郵送、メール送信の際には情報漏洩に充分ご注意ください。(弊社では責任を負いかねます)
      情報の扱いには十分注意を払っております。また、情報開示にあたり、秘密保持契約を必要とされる場合はご用意いたします。
    2. タカラバイオ安全委員会において、開示いただいた遺伝子情報をもとに、必要とされる物理的封じ込めレベルを判断し、折り返しご連絡させていただきます。 P2レベル以下で扱うことができない場合、サービスをお断りすることになります。

受入サンプル

  • 標的細胞株、培地類
  • 薬剤耐性遺伝子搭載の目的遺伝子発現プラスミドDNA など

ご留意事項

  • ヒト試料の解析にあたり、個人情報に関わるサンプルは、お客様ご所属施設の倫理委員会等で遺伝子解析研究に用いられることの承認が得られており、かつお客様の元で匿名化されたものに限らせていただきます。
    詳しくは、「ヒト試料・情報の取り扱いについて」をお読みください。
  • お客様よりご提供いただいたサンプル・情報および納品物の複製物は、別途期限を定めている場合を除き、業務終了後3ヵ月を経過すると順次廃棄いたします。ご了承ください。
注意事項
  • 本受託サービスは、個別に合意した場合を除き、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。