3iによるGround State維持

マウスES細胞用培地 iSTEM™

  • 無血清、フィーダーフリー、サイトカイン無添加の条件下で“Ground State”を維持したままマウスES細胞の培養が可能
  • 難樹立マウス種からのES細胞株の樹立時にも使用可能
  • C57BL/6NマウスでのGerm-line transmission効率が良好
  • 分化誘導シグナルを抑え、刺激性サイトカイン無しに多能性を維持しながら増殖させる働きをもつ3種類の低分子阻害剤を含有
  • iSTEM培地で培養したマウスES細胞は、LIF、BMPの存在下での培養と同程度の倍加時間で増殖を続け、さらに、より高い多能性クローン形成能を示す。
マウスES・iPS細胞用培地ガイド  
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メーカー
略称
製品コード TaKaRa
Code
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書
データシート
ベクター情報
参考
資料
CEL Y40010 Y40010 iSTEM™
  • 2017年度 ウインターキャンペーン 細胞・培地
  • 劇物
  • 安全データシート(SDS)添付
100 ml ¥42,000
¥33,600
2017/11/27~
2018/02/28

説明書・データシート・ベクター情報

※色文字での表示は、キャンペーン価格およびそのキャンペーン期間です。

製品説明

iSTEM培地は、自己複製能力をground stateに保ったままで、マウスES細胞の樹立、維持、増殖に使用できる完全合成細胞培養用培地である(組成は非公開)。
本培地には分化誘導シグナルを抑え、刺激性サイトカイン無しに多能性を維持しながら増殖させる働きをする3種類の低分子阻害剤が含まれている。そのため、本培地は多分化能の研究のために利用される。また、通常条件下ではES細胞を樹立しにくいマウス種からES細胞を得るときにも使用できる。iSTEM培地で培養されたマウスES細胞は、LIF(Leukemia Inhibitory Factor)、BMP(Bone Morphogenetic Protein)の存在下での培養と同程度の倍加時間で増殖を続け、さらに、より高い多能性クローン形成能を示す。
さらにC57BL/6NマウスでのGerm-line transmission効率が良好であることも報告されている。(参考文献2)

iSTEM 培地
マウスES細胞E14Tg2A株アルカリホスファターゼ染色画像
G-MEMベースの慣用培地
G-memベースの慣用培地G-memベースの慣用培地
図1.未分化状態の確認

iSTEM培地、または慣用培地で培養したマウスES細胞E14Tg2A株(左)とアルカリホスファターゼ染色画像(右)
iSTEM培地で培養した細胞は、ムラのない染色像から均一な未分化細胞であることが分かる。
(弊社比較データ)

iSTEM 培地
C57BL/6Nマウスでのキメラ率の比較実験iSTEM培地
A社培地
C57BL/6Nマウスでのキメラ率の比較実験A社培地
図2.C57BL/6Nマウスでのキメラ率の比較実験

ジーンターゲティングを目的として、iSTEM培地およびA社培地で10継代培養したマウスES細胞(C57BL/6Nマウス由来)を8細胞期胚(CD1(ICR))にインジェクションし、翌日移植して生まれてくるマウス個体の毛色にてキメラ率を検証した。
その結果、iSTEM培地を使用した場合、マウスは全てC57BL/6N由来の黒い毛色であり、キメラ率が良好であることが確認できた。

独立行政法人 理化学研究所 生命システム研究センター
細胞デザインコア合成生物学研究グループ
鵜飼 英樹先生よりデータをご提供いただきました。

内容

  • ・100 ml media
  • ・100 μl supplement (含DMSO)

保存

-20℃
(融解後は4℃保存で、2週間以内に使用すること)
必ず遮光して保存すること。

培地の調製方法

supplement 100 μlを室温で融解し(5分以内)、素早くスピンダウンする。
supplement 全量を予め保温した培地に無菌的に添加し、完全に均一になるまで混合する。フィルター滅菌は避ける。

培養容器のコーティング処理の方法

培養容器のコーティング処理は、1または2のどちらかを選択して実施してください。
  1. 0.1% ゼラチン(Type A)溶液(PBS(-/-)に溶解)を培養容器に加えて室温で15分間以上静置し、培養面をコーティングする。
  2. 0.01% ポリ-L-オルニチン溶液を培養容器に加えて、37℃で30分間以上静置した後、ポリ-L-オルニチン溶液を除き、PBS(-/-)で2回洗浄する。
    その後、10 μg/ml ラミニン溶液(PBS(-/-)に溶解)を加えて、37℃で3時間以上静置して、培養面をコーティングする。

1、2 ともに培養容器の培養面が完全に浸る液量を加えてください。
細胞を播種する直前にコーティング剤を除去してください。
ポリ-L-オルニチン溶液は水溶液が市販されています。

本製品以外に必要な試薬

0.1% ゼラチン(Type A)/PBS(-/-)でコートした培養容器、あるいは、0.01% ポリ-Lオルニチン溶液でコーティング後、10 μg/ml ラミニン/PBS(-/-)でコートした培養容器を使用

参考文献

  1. The ground state of embryonic stem cell self-renewal.
    Ying QL, Wray J, Nichols J, Batlle-Morera L, Doble B, Woodgett J, Cohen P, Smith A (2008) Nature 453:519-523.
  2. Three Inhibitors of FGF Receptor, ERK, and GSK3 Establishes Germline-Competent Embryonic Stem Cells of C57BL/6N Mouse Strain With High Efficiency and Stability.
    Kiyonari H, et al. (2010) Genesis 48:317–327.
  3. Effect of different culture conditions on establishment of embryonic stem cells from BALB/cAJ and NZB/BINJ mice.
    Iijima S, et al. (2010) Cell Reprogram. 12(6):679-688.

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幹細胞研究ガイド
タカラバイオで展開している幹細胞研究のための試薬・受託サービス選択ガイドの他、関連情報をまとめています。


Cellartis 幹細胞研究用製品ガイド
(2016年3月作成)
ダウンロード(10.0 MB)
ヒト胎児脳組織由来
神経幹細胞/
維持・分化用培地
(2016年7月作成)
ダウンロード(964 KB)

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