細菌叢解析用の人工16S rRNA遺伝子配列カクテル(16S DNA Quantitative Standard for Microbiome)と核酸抽出物を鋳型として、16S rRNA領域特異的プライマー(V3-V4領域)を用いてPCR増幅を行います。増幅後には、再度、PCRにて次世代シーケンス解析用アダプター配列の付加を行いライブラリーが作製されます。イルミナ社次世代シーケンサーでシーケンスを行い、得られた配列データから、各検体に含まれる人工16S rRNA遺伝子配列由来の配列数をカウントし、理論コピー数との比較によって検量線を作成します。さらに、作成された検量線を用いて、検体に含まれる菌の絶対定量値を算出します。これにより、対象検体中に、どのような微生物がどの程度存在しているのかを絶対定量値で確認することが可能です。