Takara Stable Competent Cells

Poly(A)やリピート配列を含む不安定な遺伝子のクローニングに適したコンピテントセル
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
9132

TKR

タカラバイオ(株)
Takara Stable Competent Cells
RNA関連 労働安全衛生法 安全データシート(SDS)添付
10 transformations ¥31,000
¥24,800
2024/11/25~
2025/03/31

説明書・データシート・ベクター情報
9132
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製品説明

本コンピテントセルは、DNAの安定性が向上するように相同組換えに関連する遺伝子の一部が破壊されているため、poly(A)配列やリピート配列などを含む不安定なDNAのクローニングに適しています。また、本製品はT1バクテリオファージの感染に必要なfhuA遺伝子を欠損させてあるため、本ファージに対して耐性があります。

クローニングの際には、In-Fusion Snap Assembly Master Mix (Cat. 638943/638944/638947~638949)の使用を推奨します。pUC系ベクターでの形質転換の際には、β-ガラクトシダーゼのα-相補性を利用し、X-Gal*の分解によるコロニーの青白選択が可能です。
5-Bromo-4-Chloro-3-Indolyl-β-D-Galactoside
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Competent CellsPoly(A) length [bp]Poly(A) full length ratio
E. coli JM109
Competent Cells
1051054366105441052227105105105
10510510510510510510532105105105105
10510510510510510510548105105105105
1051051051051051051051054610545105
81.25%
(39/48)
Takara Stable
Competent Cells
10510510565105105105105105105105105
105105105105105105105105105105105105
10510522105105105105105105105105105
10510510510510510566105105105105105
93.75%
(45/48)
Poly(A)安定性の比較
図1. Poly(A)安定性の比較
105 bpのpoly(A)をコードするプラスミドDNAをE. coli JM109 Competent Cells(製品コード 9052)およびTakara Stable Competent Cells(製品コード 9132)に形質転換し、LBプレートで培養後48個のコロニーからプラスミドを抽出した。抽出したプラスミドをそれぞれサンガーシーケンスし、poly(A)長を測定した。Poly(A)の脱落が起こり105 bpより短くなっていたpoly(A)長を赤字で示している。
48個のプラスミドのうち、JM109ではpoly(A)完全長を有するプラスミドが39個得られたのに対し(Poly(A) full length ratio: 39/48=81.25%)、Takara Stable Competent Cellsでは45個得られた(Poly(A) full length ratio: 45/48=93.75%)。
この結果より、Takara Stable Competent CellsではJM109に比べてPoly(A)の脱落頻度が低減されていることが示された。

その他アプリケーションデータ(Poly(A)安定性・反復配列安定性の比較)はこちら

内容

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Takara Stable Competent Cells100 μl×10本
pUC19 DNA (0.1 ng/μl)10 μl
SOC Medium*1 ml×10本

SOC Mediumの組成
2%Tryptone
0.5%Yeast extract
10 mMNaCl
2.5 mMKCl
10 mMMgSO4
10 mMMgCl2
20 mMGlucose

【ご注意】
SOC Mediumを溶かした際に、稀に沈殿が生じる場合がありますが、品質には全く問題ありません。
沈殿が生じた場合は、室温で混ぜるかもしくは37℃で数分間温めて沈殿を溶かしてご使用ください。

保存

-80℃

Genotype

F, endA1, supE44, thi-1, recA1, relA1, gyrA96, phoA, ΔsbcCD, Φ80d lacZΔM15, ΔfhuA, Δ(lacZYA - argF) U169, Δ(mrr - hsdRMS - mcrBC), ΔmcrA, λ
(K-12株由来大腸菌)

Cell density

1~2×109 bacteria/ml

プラスミドスクリーニングに使用する抗生物質と選択濃度

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抗生物質アンピシリンカナマイシンクロラムフェニコールストレプトマイシンテトラサイクリン
濃度(μg/ml)10050205020
注意事項
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