T7 RNA Polymerase, HQ

RNA医薬・ワクチン製造工程のプロセス開発時等に利用可能なHigh Quality(HQ)品
  • T7 RNA Polymerase ver.2.0(製品コード 2541A)と同等の高いRNA収量
  • ヒトまたは動物由来成分、およびβラクタム系化合物を最終組成液に含まない「High Quality(HQ)グレード製品」
  • RNA医薬開発等の基礎研究段階での利用に加え、非臨床試験や医薬品原料のGMP製造前のプロセス開発段階での利用に適しています。
RNA医薬開発

mRNA(IVT)製品ガイド
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別)
キャンペーン価格
特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
2542A

TKR

タカラバイオ(株)
T7 RNA Polymerase, HQ
mRNA製造用酵素 期間限定特別価格(ID:N232)
200,000 U ¥120,000
2024/11/11~
2025/03/28

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2541Aと同等性能のHQグレード品
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2542A
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製品説明

T7 RNA Polymerase, HQは、ヒトまたは動物由来原料およびβラクタム系化合物を最終組成液に含まないHigh Quality(HQ)グレード試薬(研究用)です。本製品は、非臨床試験用の医薬品原薬の調製やGMPガイドラインに準拠する医薬品の製造プロセスの開発、また、RNA 医薬開発等の基礎研究に利用可能な製品です。
? 品質グレードとは?(RUO/HQ/GMP)

本酵素は、T7 promoter配列を含む二本鎖DNAを鋳型、NTPを基質として、プロモーター下流の領域を転写し、一本鎖RNAを合成します。
従来製品(RUOグレード)のT7 RNA Polymerase ver.2.0(製品コード 2541A)と同等の性能を有しており、添付の反応バッファーと組み合わせてin vitro transcription(IVT)反応に用いることで、高品質かつ大量のRNAが調製できます。

横にスクロールできます
RNA合成収量(RUOおよび他社品との比較)

図1.RNA合成収量(RUOおよび他社品との比較)
CleanCap Reagent AG(TriLink社)を使用してFLuc RNAを合成した際の収量比較(200 μl反応系)
本製品およびT7 RNA Polymerase ver.2.0(製品コード 2541A)では高いRNA収量を示す。
T7 RNA Polymerase ver.2.0のRNA合成収量については製品ページをご参照ください。
使用例(20 μl反応系)はこちら

用途

<医薬品原料開発>
非臨床試験用mRNA原薬の調製
RNA医薬のプロセス開発

<基礎研究>
Cap analogを用いたcapped mRNAの合成
Long non-coding RNAの合成
guide RNAの合成
siRNA前駆体の合成
RT-qPCR用RNA標準鋳型の合成
高標識RNAプローブの合成

品質

本製品の最終組成液には、ヒトまたは動物由来成分、およびβラクタム系化合物は含まれません。

内容

T7 RNA Polymerase, HQ (200 U/μl)200,000 U
10×IVT Reaction Buffer, HQ10 ml

保存

-20℃

濃度

200 U/μl

起源

Escherichia coli carrying a plasmid containing the gene for phage T7 RNA polymerase

一般的性質

質量:約99.8 kDa
補因子:Mg2+

活性の定義

37℃において1時間に0.5 μgの1.9 kb FLuc RNAを生成する酵素量を1 Uとする。

活性測定用反応液組成

1×IVT Reaction Buffer, HQ
10 mM ATP・CTP・GTP・UTP
1 μg/20 μl リニア化FLucプラスミドDNA

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

注意事項

  1. 本酵素の激しい攪拌は行わないでください。
  2. 鋳型となる二本鎖DNAや試薬、反応に使用するチューブ、マイクロピペット用チップなどにRNaseが混入した場合、反応後に得られるRNAの収量が低下したり、RNAが断片化します。反応に使用するチューブ、マイクロピペット用チップは専用のものとし、反応を行うときはディスポーザブル手袋を着用して、RNaseが混入しないように注意してください。
  3. 均一な長さのRNAを合成するために、T7 promoterを含む線状化したプラスミドあるいはPCR産物などが鋳型DNAとして使用できます。線状化鋳型の3’末端は5’突出あるいは平滑末端が望ましいとされています。
  4. 10×IVT Reaction Buffer, HQにはスペルミジンが含まれています。スペルミジンは核酸と複合体を形成して、場合によっては不溶物質として沈殿する可能性がありますので、鋳型DNAは必ず酵素以外のコンポーネントの最後に加えるようにしてください。

使用例(約1.9 kbのRNA合成)

横にスクロールできます
滅菌精製水 X µl
10×IVT Reaction Buffer, HQ 2 µl
ATP、CTP、GTP、UTP 各10 mM
Template DNA 0.5~2 µg
RNase inhibitor 20 U
T7 RNA Polymerase, HQ 200 U
Total 20 µl

37℃で1~2時間インキュベーションする。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
  • タカラバイオの承認を得ずに製品の再販・譲渡、再販・譲渡のための改変、商用製品の製造に使用することは禁止されています。
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