pCold™ GST DNA

GSTタグ融合発現コールドショックベクター
  • 発現条件の至適化なしでも高い可溶化率を実現
  • GSTアフィニティー精製、Hisタグ精製、タグ切断が可能
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
3372

TKR

タカラバイオ(株)
pCold™ GST DNA
25 μg ¥133,000
説明書・データシート・ベクター情報
3372
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製品説明

pCold GST DNAは、コールドショックベクターをベースとして大阪大学蛋白質研究所の児嶋長次郎准教授により開発された、Schistosoma japonicum由来のグルタチオンSトランスフェラーゼ(GST)を可溶化タグとして利用する発現ベクターである。GSTを目的タンパク質のN末端側に融合発現させることで、融合タンパク質の安定性と可溶性の向上が期待できる。
本ベクターでは、cspAプロモーターの下流に5’非翻訳領域(5’UTR)とtranslation enhancing element(TEE)、Hisタグ、GSTタグ、multi-cloning site(MCS)などが配置されている(下図)。また、プロモーターの下流には発現を厳密に制御するためのlac operatorが挿入されている。
GSTタグ融合タンパク質は親和性の高いアフィニティー精製が可能であり、さらにGSTタグとMCSの間には融合タンパク質からタグを除去するために特異性の高いHRV 3C Proteaseの認識配列が挿入されている。HRV 3C Proteaseは至適温度が4~5℃と低いため、目的タンパク質に対して穏やかな条件でタグ切断反応を行うことができる。
また、pCold GST DNAは大腸菌のプロモーターを用いているため、他のpCold DNAシリーズと同様に、ほとんどの大腸菌株を発現用宿主として利用可能である。

保存

-20℃

pCold GST DNAのシーケンスデータ

ZIP形式で圧縮しておりますが、StuffIt Expander等でも解凍できます。

 pCold GST DNAのシーケンスデータ(fasta形式のテキストファイル)

使用上の注意

本製品は研究目的にのみ使用が許可されています。本製品または、本製品を利用して製造したものを商業目的で使用する際は、ライセンス付のベクター製品をご購入ください。この製品については営業推進部までお問い合わせください。また、本製品、その構成部分またはその誘導体、ならびにこれらで製造されたものを第三者に譲渡(無料配布、販売)できません。

コールドショック発現ベクター 製品ガイド

注意事項
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