シングルセル空間解析

RNAまたはタンパク質の発現プロファイルをサブセルラーレベルの高解像度で解析
<お知らせ>
2024/06/20
CosMx Human 6K Discovery Panel受付開始!約6,000ものRNAターゲットが測定可能に!

特長

  • CosMx SMI(Bruker Spatial Biology社)またはXenium In Situ(10x Genomics社)を用いた空間マルチオミックス解析
  • サブセルラーレベルの高解像度空間解析データを取得
  • 組織中での細胞の動態や細胞間相互作用の解析に最適
  • FFPEブロックを送付いただくだけで情報解析までの全工程をサポート

サービス内容

  • CosMx SMI
  • FFPEブロックから解析用の切片スライドを作製し、cyclic in situ hybridization技術により6,000以上のRNAまたは64以上のタンパク質を検出します。出力データは専用の解析プラットフォーム(AtoMx Spatial Informatics Platform (SIP) :Bruker Spatial Biology社)で解析します。

    対象のRNAまたはタンパク質(タンパク質の場合は抗体に付与したオリゴ)にハイブリダイズさせたプローブを検出する際に、「レポーターのハイブリダイズ」と「蛍光色素の遊離」を繰り返すことで、大量の分子を識別することが可能な技術。詳細は下記の解析フロー概略図をご確認ください。

    ※スライド作製等の一部作業は病理会社へ委託します。
    ※FFPEスライドでの受付も可能です。
    ※対応生物種はヒト・マウスのみ

    ■解析フロー概略図
    解析フロー概略図

  • Xenium In Situ
  • FFPEブロックから解析用の切片スライドを作製し、padlock probeとrolling circle amplificationケミストリーにより約5,000のRNAを検出します。出力データは専用の解析プラットフォーム(Xenium Onboard Analysis:10x Genomics社)で解析します。

    5’末端側と3’末端側に標的となる遺伝子の相補配列を、またその間に蛍光物資が結合する配列を持つ南京錠型のプローブ(Padlock probe)を標的mRNA配列にハイブリダイズさせ、その両端をライゲーションすることで環状のプローブを形成させます。環状プローブをRolling circle amplificationによって何度も増幅することで、蛍光物資が結合する配列を多数持つDNA配列を合成し、これを蛍光によって検出します。

    ※スライド作製等の一部作業は病理会社へ委託します。
    ※FFPEスライドでの受付も可能です。
    ※対応生物種はヒト・マウスのみ


    Image provided by 10x Genomic




    ・タカラバイオの空間解析プラットフォーム比較
    横にスクロールできます
    タカラバイオの空間解析プラットフォーム比較表

■サービス詳細は技術資料をご覧ください(閲覧にはWEB会員ログインが必要です)。
・CosMx SMI
ゲノム変異解析ウェブ会員限定技術資料
・Xenium In Situ
ゲノム変異解析ウェブ会員限定技術資料


■チラシをご覧ください。
・CosMx SMI
注目の受託サービス特集パンフレット
・Xenium In Situ
注目の受託サービス特集パンフレット

価格・納期

ご依頼の内容により異なりますので、お問い合わせください。

お見積りについてはこちらよりご依頼ください。

納品物

  • CosMx SMI
    • 作業報告書
    • 解析データ(解析結果、ビューアー)

    ■納品データ例

    AtoMx解析結果例

    AtoMxの解析結果を納品します。
    細胞アノテーション表示

    細胞アノテーション表示
    細胞種などで細胞を色分けして表示します。

    転写産物表示

    転写産物表示
    細胞内の分子の局在を確認できます。



    タカラバイオ・オリジナルビューアー解析結果例
    異なる細胞アノテーション情報や複数の遺伝子発現量を同時に並べて表示することが可能です。
    転写産物表示
  • Xenium In Situ
    • 作業報告書
    • 解析データ

    ■納品データ例

    Xenium Explore解析結果例


    遺伝子発現情報から推定した細胞種ごとに異なる色で塗分けて表示します。
    また、検出された遺伝子が細胞中のどの局在で発現していたかをドットで表示します。

ご注文方法

※お見積りをご用意いたしますので、事前にお問い合わせください。

オンライン注文とメール注文の2種類からお選びください。

  • オンライン注文
    WEB会員登録後、必要事項を入力してご注文ください。オンライン注文へ
    WEB会員登録していただくと、簡単にウェブからご注文いただけます。注文履歴の確認やウェブ納品などのサービスもご利用いただけます。
    ご注文方法の概略については、「オンラインのご注文方法について」をご参照ください。
    ※オンライン注文ページはChromeで動作確認しております。それ以外のブラウザでは正しく機能しない場合があります。ご注意ください。
     また、JavaScriptを無効にしている場合やポップアップブロックを有効にしている場合は、一部の画面が表示できません。

  • メール注文
    ・検体送付の前に、以下のフォーマットに必要事項をご記入の上、電子メールにてこちらへご送付ください。
    ・依頼書記載の検体名称と、実際の送付検体に記載の名称は必ず一致させてください。
    ※WEB会員にログインした状態で依頼書をダウンロードいただくと、WEB会員登録情報が依頼書に反映されます。

  • 検体送付
    ・検体ならびに依頼書(オンライン注文の場合は注文依頼完了画面の印刷物)を下記検体送付先へご送付ください。
    ・検体は容器破損が無いようにご注意いただき、平日午前着指定でご送付ください。また遠隔地を除き、翌日必着でご送付ください。
    ・FFPEブロック/スライドは、冷蔵にて保管・ご送付ください。

受入サンプル

FFPEブロック/スライド
※スライドで送付いただく場合は、解析領域の指定方法や指定スライドについてご説明します。まずはご相談ください。

ご留意事項

・ヒト試料の解析にあたり、個人情報に関わるサンプルは、お客様ご所属施設の倫理委員会等で遺伝子解析研究に用いられることの承認が得られており、かつお客様の元で匿名化されたものに限らせていただきます。
詳しくは、「ヒト試料・情報の取り扱いについて」をお読みください。

注意事項
  • 本受託サービスは、個別に合意した場合を除き、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。
  • ウェブサイトに掲載している会社名および商品名などは、各社の商号、または登録済みもしくは未登録の商標であり、これらは各所有者に帰属します。