Anti-Human E-cadherin | ヒトE-カドヘリンと反応するマウスモノクローナル抗体で、細胞間接着を阻害 | E-カドヘリンは主として上皮細胞表面に発現される細胞-細胞間接着分子でCa2+イオン濃度依存的に同一分子間で結合する性質をもつ。E-カドヘリンの消失と癌の悪性度とは関連が示唆されている。抗体による免疫組織染色においてE-カドヘリンを可視化することができる。E-cadherin EIA Kit (Precoated)が別にある。 |
Anti-Mouse E-cadherin | マウスE-カドヘリンと反応するラットモノクローナル抗体 | 接着阻害実験用と免疫組織染色用の2種類がある。 |
Anti-Chicken N-cadherin | ニワトリN-カドヘリンと反応するラットモノクローナル抗体で、細胞間接着を阻害 | |
Anti-Human N-cadherin | ヒト N-カドヘリンの細胞内配列と反応するマウスモノクローナル抗体 | 組織染色およびウェスタンアッセイにおけるN-カドヘリンの局在を明らかにすることができる。N-カドヘリンは、胚の神経組織、心筋、間充織等で発現しており、発生・分化にともなって局所的な増減が観察され、神経組織等の構築を調節していると考えられている。 |
Polyclonal Anti-N-cadherin | ヒト N-カドヘリンと反応するウサギポリクローナル抗体で、細胞間接着は阻害しない。 | 組織染色およびウェスタンアッセイにおけるN-カドヘリンの局在を明らかにすることができる。 |
Anti-Human P-cadherin | ヒトP-カドヘリンと反応するマウスモノクローナル抗体で、細胞間接着を阻害 | P-カドヘリンは、重層上皮(表皮、食道粘膜等)の増殖層、胎盤脱落膜等で発現しており、様々な組織の形成に関与していると考えられている。 |
Anti-Mouse P-cadherin | マウスP-カドヘリンと反応するラットモノクローナル抗体で、細胞間接着を阻害 |
Anti-Human Fibronectin | ヒト・フィブロネクチンと反応するマウスモノクローナル抗体 | 種々の部位に結合する8クローンが用意されている。細胞接着ドメインを認識する2種の抗体は、尿中に排泄されるフィブロネクチンフラグメントを効率的に検出できる。Fibronectin EIA Kit (Precoated)が別にある。 |
Anti-Human Laminin | ヒト胎盤由来ラミニンを抗原としたマウスモノクローナル抗体 | 細胞接着は阻害しない。ラミニンは基底膜の主成分をなす細胞接着性糖タンパク質で、コラーゲンやヘパリンと結合する。Laminin(LN) EIA Kit (Precoated)が別にある。 |
Anti-Human Vitronectin | ヒト・ビトロネクチンと特異的に反応するマウスモノクローナル抗体 | ビトロネクチンは血漿、血清、結合組織に存在する細胞接着性糖タンパク質である。 |
Anti-Human Osteocalcin | ヒト・オステオカルシンに対するマウスモノクローナル抗体 | ウシ・オステオカルシンには交差反応しない。N末端の3アミノ酸の違いを認識する。オステオカルシンはγ-カルボキシグルタミン酸(Gla)を含む骨の酸性タンパク質で、骨形成マーカーである。Osteocalcin EIA Kitが別にある。 |
Anti-Rat Osteocalcin | ラット・オステオカルシンに対するマウスモノクローナル抗体 | 3種類のエピトープを異にする抗体があり、C末端の抗体はウシ・オステオカルシンには交差反応しない。 |
Anti-Mouse Osteocalcin | マウス・オステオカルシンC末端配列に反応するラットモノクローナル抗体 | |
Anti-Bovine Osteocalcin | ウシ骨由来オステオカルシンを抗原としたマウスモノクローナル抗体 | 4つの異なるエピトープに結合するクローンが用意されている。いずれもヒト抗原と交差反応する。 |
Polyclonal Anti-Mouse Osteocalcin | マウス・オステオカルシンN末端アミノ酸配列に反応するウサギポリクローナル抗体 | |
Anti-Human Undercarboxylated Osteocalcin | 脱カルボキシル化された(Glu型)ヒト・オステオカルシンと反応するマウスモノクローナル抗体 | Glu型オステオカルシンは骨吸収マーカーである。Gla型とは反応しない。 |
Anti-Osteonectin/SPARC | 軟骨マーカーであるオステオネクチン(SPARC)(ヒト血小板由来、ウシ骨由来)を抗原としたマウスモノクローナル抗体 | 骨由来および血小板由来オステオネクチンと反応する。 |
Anti-Human Procollagen Type I C-Peptide (PIP) | ヒト・プロコラーゲンⅠ型C末ペプチドに特異的に反応するマウスモノクローナル 抗体 | 細胞から新生されたⅠ型コラーゲンの産生の検出に有用。Procollagen Type I C-peptide (PIP) EIA Kit (Precoated)が別にある。 |
Anti-Rat Collagen type II | ラット由来コラーゲンタイプIIを抗原としたマウスモノクローナル抗体 | II型コラーゲンは軟骨細胞のマーカーである。 用途の異なる2種類の抗体がある。 |
Anti-Rat Bone Specific Alkaline Phosphatase | ラット骨型アルカリホスファターゼに特異的に反応するウサギポリクローナル抗体 | 骨型アルカリホスファターゼは、骨芽細胞に含まれており、骨形成のマーカーとして利用できる。 |
Polyclonal Anti-Dentin Matrix Protein1 | ラットDentin Matrix Protein 1(GMP1)と特異的に反応するウサギポリクローナル抗体 | GMP1は骨や象牙質などの細胞外マトリックスを構成している非コラーゲン性タンパク質の一つで、石灰化との密接な関係が示唆されている。 |
Anti-Human Platelet GMP-140 (P-selectin/CD62) | ヒト血小板を抗原としたマウスモノクローナル抗体 | GMP-140上の異なるエピトープを認識するクローンが3種用意されている。GMP-140は活性化状態の血小板、血管内皮細胞、巨核球の細胞表面に特異的に出現する糖タンパク質である。 |
Anti-Human von Willebrand Factor (vWF) | ヒト血漿由来フォンビルブランド因子(vWF)を抗原としたマウスモノクローナル抗体 | 異なるエピトープを認識するクローンがいくつか用意されている。vWFは接着分子の一つであり、血小板の血管内皮下組織への粘着に関与し、また血液凝固第Ⅷ因子と結合してそれを安定化する。 |
Polyclonal Anti-Mouse Insulin C | マウス・インスリンC部分と反応するモルモットモノクローナル抗体 |
Anti-Human Influenza Virus | インフルエンザウイルスを抗原としたマウスモノクローナル抗体 | 種々のエピトープを認識する抗体が用意されており、インフルエンザウイルスの検出、タイピングに利用できる。 |