翻訳効率の最大化を目的としたmRNA合成用鋳型調製に有用な制限酵素
反応用バッファー添付
  • 非対称の特定の二本鎖DNA配列を認識し、その外側の一定距離で両鎖を切断するType IIS制限酵素(Isoschizomer)
  • mRNA合成鋳型のPoly(A)直下に余分な配列が残存しないデザインが可能で翻訳効率低下を抑制
  • 酵素および反応用バッファー(添付試薬)にBSAを含まない製品
製品コード メーカー
略称
製品名 容量 価格(税別) 特記事項 説明書、CoA
データシート
ベクター情報
参考資料 カート
Takara Code
1227A

TKR

タカラバイオ(株)
BspQ I
500 U ¥10,000
説明書・データシート・ベクター情報
1227A
1227B(A×5)

TKR

タカラバイオ(株)
BspQ I
2,500 U ¥39,000
説明書・データシート・ベクター情報
1227B(A×5)
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製品説明

BspQ Iは、非対称の特定の二本鎖DNA配列を認識し、その外側の一定距離で両鎖を切断するType IIS制限酵素です(Isoschizomer※1)。mRNA合成のIVT(in vitro transcription)鋳型として使用するPoly(A)含有Plasmid templateに認識配列を組み込むことで、Poly(A)直下に余分な配列が残存しないmRNAデザインが可能となります※2。                                
※1Isoschizomer(アイソシゾマー)は同じ塩基配列を認識する起源の異なる制限酵素です。詳細はこちら
※2Poly(A)直下の余分な付加配列はmRNAのタンパク質への翻訳効率の低下を招くため、IVTでのmRNA合成を目的とする鋳型DNA調製の際にはPoly(A)直下に余剰配列が残らないように設計することが重要です。(使用例を参照ください)。

その他の特徴                                
溶液組成:酵素および反応用バッファー(添付試薬)のいずれもBSAを含みません。
反応温度:一般的な制限酵素と異なり、至適反応温度は50℃です。

用途

mRNA合成に用いる鋳型プラスミドの線状化

内容

BspQ I (10 U/μl)500 U
10✕ BspQ I Buffer1 ml

保存

-20℃

濃度

10 U/μl

起源

Escherichia coli carrying the plasmid containing the gene for BspQ I

一般的な反応液、反応時間

BspQ I1 μl
10× BspQ I Buffer2 μl
基質DNA ≦ 1 μg
Nuclease-free waterup to 20 μl

50℃、1時間インキュベーションする。
BspQ Iは最後に添加する。

反応温度

50℃                
注:本酵素の37℃での活性は、50℃での活性の60%程度に低下する。

注意事項

本酵素の激しい攪拌は行わないでください。

活性の定義

50℃において1時間に1 μgのλDNAを完全分解する酵素量を1 Uとする。

熱失活条件

70℃、20分

品質管理データ

性能試験結果については、各ロットのCertificate of Analysis(CoA)をご覧ください。CoAはhttps://catalog.takara-bio.co.jp/search/doc_index.phpからダウンロードできます。

メチル化の影響

dam methylation、dcm methylationおよびCpG methylationの影響を受けない。

Star活性

長時間の反応(例:> 4時間)において、Star活性が見られる場合がある。
注意事項
  • 本ページの製品はすべて研究用として販売しております。ヒト、動物への医療、臨床診断用には使用しないようご注意ください。また、食品、化粧品、家庭用品等として使用しないでください。
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