ワクチンやバイオ医薬品の研究開発に

特長

  • 研究開発から非臨床試験まで目的や用途に合わせたmRNAを作製
  • 1~100 mgまで幅広いスケールで作製可能
  • 複数の精製方法をご提案可能
  • 国内の研究施設で実施

概要

RNA合成関連の試薬開発や製造技術を活かし、目的遺伝子のmRNAを作製します。

mRNA合成
mRNA合成

mRNA合成では目的遺伝子を挿入したテンプレートベクターを作製し、in vitro合成システムを用いてDNAの転写(PolyAはプラスミドに含有)およびCapping反応を行います。各工程で必要な精製を実施し、品質試験を実施します。
■動画をご覧ください。


サービス内容

研究用mRNA作製

  • 直鎖化プラスミド作製
    制限酵素BspQ Iを用いてプラスミドの直鎖化を行います。その他の制限酵素処理も承ります。
  • mRNA作製
    Takara IVTpro T7 mRNA Synthesis Kitを用いてIVT反応を行います。
    Vaccinia Capping EnzymeによりRNAの5’末端に7-methylguanylate cap構造を付加し、mRNA Cap2’-O-Methyltransferaseを用いてRNAの1番目のヌクレオチドの2’-O部位を特異的にメチル化します。
  • 精製方法
    仕様① 塩化リチウム(LiCl)精製
    高濃度LiClでRNAを沈殿させます。全RNAを回収するため回収率が高い一方で、目的以外のRNAも含まれます。
    仕様② アフィニティクロマトグラフィ
    PolyA tailのあるRNAを選択的に回収します。回収率は下がりますが精製度は高くなります。
  • 品質試験
    RNA濃度/純度試験
    ゲル電気泳動(Agilent Bioanalyzer)
    ゲル電気泳動

【オプションサービス】
  • 目的遺伝子のクローニング
    目的遺伝子配列をTemplate Vector (BspQ I) for T7 mRNA Synthesisに挿入し、テンプレートベクターを作製いたします。
  • キャッピング反応
    ご希望に応じてVaccinia Capping Enzyme以外の手法もご相談に応じます。
  • 精製方法
    使用用途に応じた精製方法をご提案いたします。
    (例)疎水クロマトグラフィー :非臨床実験用途など精製度の高いmRNAの取得のために追加精製いたします。二本鎖RNAの除去が期待されます。
  • 品質試験
    特性解析:RNA完全長(キャピラリー電気泳動)
    残留試験:dsRNA残留試験
    その他試験もご相談に応じます。

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価格・納期

ご依頼の内容により異なりますので、お問い合わせください。

納品物

・mRNA溶液
・作業報告書

ご注文方法

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ご留意事項

お客様よりご提供いただいたサンプル・情報および納品物の複製物は、別途期限を定めている場合を除き、業務終了後3ヵ月を経過すると順次廃棄いたします。ご了承ください。
注意事項
  • 本受託サービスは、個別に合意した場合を除き、すべて研究目的として作業を行います。納品物を試験研究目的以外へご使用される場合、弊社では納品物に起因する損失・損害等については一切の責任を負いかねます。納品物によっては、その構成物(例えば、ベクター、蛍光色素など)の使用に制限がある場合がありますのでご注意ください。
  • 納品物に起因して、直接的もしくは間接的に発生したお客様の損害については、明らかに弊社の責に帰すべき事由による場合を除いて、弊社は一切その責任を負いません。
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